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言葉なんて…言ってやる ページ7

「あのね、一…私ね、言いたい事がすっごく大きくてどうしようもない事が言いたいから、言っちゃうけど…」

キラキラと瞬く星はまるで貴方の様で、星屑の様な小さな金平糖よりも甘い優しさは私の心を溶かしてしまう。

あったかくて、優しくて、ふわふわしている優しい気持ち。

何時もなら言わない、星屑よりも大きくて金平糖の天の川よりも甘い言葉を

「私ね、一の事を愛してるよ。本当、貴方の側だけは譲れなくなっちゃう位に好き。」

キラキラと瞬くその一瞬の星の光の様に、優しく包んでくれる貴方が一番好き。

「…っ、今、このタイミングで言うのかよ、クソ…!あー、顔を見るんじゃねーよ。恥ずかしい」

暖かくてトクトクと鳴る心臓の音が段々と早くなるのが聞こえて来て、嬉しくなって来ちゃうんだ。

「だって、一が言ったんだよ?言いたい事があるなら言えって」

「あー…でも、まぁ…俺もお前のことを、愛してる。嘘偽りもなく、本気で思ってるけどな」

照れた顔をした一の頬にキスをして、悪戯っ子の様に笑ってまた明日って言えば家の中に入って照れ始める。

___たまに、本当にたまに、ダーリンに『愛してる』って言うのも悪くないのかも知れない。





だから私達には【言葉なんか要らない】

だって、私のダーリンは何もかも知っていて、私の事を愛してくれてるから。

___fin

あとがき→←言葉なんて要らない



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作者名:湯のノン | 作成日時:2018年5月13日 21時

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