転生先が怖すぎる。【文スト】

嫌がらせ。 ページ32

貴方side


ナオミ「ちが、私は...！！！」

朝、探偵社に行くと何故かナオミちゃんが囲まれていた。

部屋の端には、与謝野さんと桜木さん。



＿＿＿＿＿あぁ、嫌がらせか。



『もうそろそろ、か？』ﾎﾞｿｯ



ナオミ「違いますの！！

私は、そんな」

国木田「桜木がそんなことをして良いことないだろう」

じゃあ、ナオミちゃんの理由は？

賢治「人を虐めるのは良くありません」

人の言い分を聞かないのもどうかと思う

敦「そんな人だなんて、知らなかったです」

人の善人さだけを見つめるお前に何が言える



『あのさぁ、ちょっといいかな』

国木田「都島、お前は＿＿＿＿」

『国木田、ナオミちゃんが桜木さんに嫌がらせをするメリットは？

賢治、人の言い分を聞かないのもどうかと思う。

敦、人の善人さだけを見つめるお前に何が言える』

ナオミ「！！」

桜木「な、んで、Aくん」

『その名前で呼ぶな。

虫酸が走る』



ナオミ「A......」

『何をしたのかは知らないけど、此れだけは言える。



お前らは間違ってる』

乱歩「ほぅら、僕の言う通りじゃないか」

太宰「都島君は何処まで気づいているのかね？」



『善人の裏は悪人と思え』

軽く敦にデコピンをして、席についた。


与謝野「アンタ、黙って聞いてりゃ言いたい放題じゃないかい」

『そうですかー？


俺、正しいことしか言ってるつもりないんですけど』

与謝野「アンタにこの子の何がわかる」

きっと苦しいと思う、と与謝野さんは続けた。


『へぇ。


ただ暴言吐かれて居場所奪われることが？

ナオミちゃんの感じた痛みはなんだろうね。



桜木さんは社内で愛されているとは一概には言えない。

では、ナオミちゃんはどうだろう？

愛想よく、面白く、人思い。

桜木さんは、いや、“上崎命”さんは

横暴、独占的、ぶりっ子。』


与謝野「なんだい、上崎命って」

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