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息を吐き出して
大きく吸うっ!!!
よし!!行くか!!
あれから今日で丁度1週間。
病院を出て一人暮らしをすると共に、念願の烏野高校へと通うのだ。
私が借りたアパートは病院から5分の所、何かあっても大丈夫なようにだって。過保護やんセコムやん。
そして、20分バスに揺られ、徒歩15分程。
とうとう…着いてしまった……少し高台にある、宮城県立烏野高等学校。
小さな巨人が通っていたあの学校…!!
周りを見れば、私と同じような制服を着たキラッキラの女の子に、真っ黒の学ランを着た男の子。
『ついに来た、大丈夫大丈夫私はできる子やれば出来
る子できる子やれば出来る子できる子やれば出来る
子できる子……』
緊張を抹消しようと必死な為、その時は気付かなかった。
周りの人が私を見て引いていたなんて_____(当たり前の事や)
『っしゃァァァオラァー!!やったるで、行ったる
で青春めコノヤロー!!!』
大声で叫んだ私は、そのまま校門をを通り内履きに履き替えて職員室へと向かう。
「おー、古部さんだよね?」
目の前からは先生が来た、どうやら担任の先生らしいがもう殆ど頭に残っていない。
緊張で胸が死にそうだ。もし噛んだらどうしよう、もし変な目で見られたらどうしよう、もしボッチになったらどうしよう。
今なら禿げれそう。
そして、とうとう開けられたクラスの扉。
クラス全員の視線が刺さる刺さる、やめてくれ私のメンタルはくそ弱いんだよ。
「こちら、なんやかんやあって暫く休んでた
古部Aさん。今日から普通に登校する
から仲良くしろよー」
なんやかんやって、説明するの嫌なの!?先生に嫌われてるの私!?初っ端から詰んでるっ!!
え、てかあれは!?普通は転入とか、初めてクラスに来るなら自己紹介イベントあるでしょーが!!!
なんで無いの!!??気は確かに楽だけども!!
頭の中で様々な葛藤があった私。
私は明日から無事に学校に行けるのでしょうか。
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ゆん(プロフ) - めちゃくちゃおもしろかったです🎵続きが気になります! (2022年4月8日 9時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薄桃桜 | 作成日時:2021年1月17日 16時