◇学年一位 ページ4
テスト期間も終わり、前回のテストよりも上の順位がとれて大満足！今回は、真波と勉強したので気合いも入っていた。
「湖羽、今回の点数見たぞ？すごいなっ！」
『ありがとー！今回は本気だったからなぁ』
高校のテストで一回ぐらい満点をとって見たくなったので今回は頑張ってみました！
『私もだけど、千歳もすごいよね』
「ああ！お前と同率一位だからな！」
一位は私だけじゃない。千歳も同じ点数、同じ順位だった。順位を見た後、千歳に聞いたら「高校のテストで一回ぐらい満点をとって見たかったんだ！」と私と同じことを考えていた。知らなかった.....！でも、やっぱり考えるんだね、前世のこと。
「そういえば、お前テスト期間中真波に勉強を教えていたそうだな？」
『うん』
「どうだったのだ？」
『楽しかったよー！真波との勉強は！』
「そうか！補習がないといいがな......(諸星先生、湖羽の事真波に課題をやらせる最終兵器扱いしてるからな)」
『それに.....』
「それにどうした.....？」
『いや、何でもないかなぁ』
「？」
あとちょっとだけ.....、山岳にカッコいいところを見せたかった.......っていう事もあったり.......ね？そんなことを思いながら、尽八と話していたのだった。
──────────
『......うわぁ....何この雰囲気』
「怖いね.....(菊乃....)」
部活に来ると部室には正座をしている桜良。目の前には赤いペンで採点されているテスト。文面と問題から今回のテストだ。その前には仁王立ちをしている我が部のマネージャー、九重菊乃。
「どうしたの？これ....」
「それが、桜良さん......。今回のテスト前より点数落としたみたいで.....」
チラッとテストを見ると前回のテストよりも点数が落ちていた。
「ねえ、桜良サン？」
「はい.....」
「貴女、この点数だと志望校危険なのわかっていますよねぇ？」
「ハイｯ！わかっておりますっ！」
「バレーを続けているんだよ？ちょっとでも、点数おとしたり、成績が悪いと受験できるか怪しくなるんだよ.....？」
菊乃と桜良は同じ大学を目指してる。
私と行く大学は多分違うだろうけど、連絡は取り合うし寂しいとは余り感じない。
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作者名：夏菜沙 | 作成日時：2022年12月25日 19時
