12*(有限実行) ページ36
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とても穏やかとは言いがたい、今日の昼下がり。
現況は、目の前に置かれた山済みの紙。
それは先日出した宿題で、その紙切れには「不可能です」だの「僕には無理」だのと、薄いの内容ばかり書かれていた。
貴「何。…この弱音」
猩「宇宙海賊が聞いて呆れるだろ」
ある程度想定はしていた猩覚も、ぼやくしかなかった。
だが、一枚。
目の引く丁寧な文字でかかれた用紙があった。
Aはそれに気がつくと読み上げる。
貴「第七師団を潰す為には、―――−−
――――― 第七師団を潰す為には。
第七師団は夜兎族で構成された師団で、
現在における宇宙最強と称されている。
その第七師団を潰すというのは容易なことではない。
しかも、僕が所属するのは
春雨内で最も最弱な第四師団。
これはもう、死亡フラグを
自ら立てているようなもので、
きっと多くの団員達は戯言とし、
聞き流しているだろう。
だけど、僕は違う。
なぜなら、仮にも僕等の団長が殺ると言ったからだ。
例えそれが馬鹿げた事でも、団長が言ったからには
ついていくのが団員だと思う。
だから僕は提案する。
まず、やる気(殺る気)の無い奴は、―――――−−
「 消すべきだ 」
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作者名:み子 | 作成日時:2016年7月26日 20時