隣は俺がええ。宮侑 2

89.しょぼん ページ39

侑side



北さんに体育館外で説教されて、完全に疲れてしもた。



しかも、エ ロ本の事
Aちゃんにも聞かれてしもた…ｼｭﾝ



体育館に戻った時
しれっとAちゃんの隣に行く






侑「隣おらせてや…」





「お疲れ様笑 イタズラは程々にね笑



あ、そうだ。佐々木先輩ミスコングランプリだったね…。」




侑「ん？誰それ、知らん」




「え？ひどくない？」




佐々木……ああ、先週告ってきよった先輩か！






司会「次は〜2年4組真木亮介君！」





侑「真木！？！？」




何なんや、さっきから。


久しぶりにAちゃんとゆっくり話せる思てたんに…文化祭全然楽しくないんやけど。






女子「真木君や！」

女子「真木先輩告白やろかっ」






真木「俺は２つ言いたいことがあるー！！」




皆「な〜に〜」





真木「2年2組綾瀬Aさんー！！！」






「私！？」





ほんま最悪や。




女子「きゃー！！！」


真木「俺はあなたの事が好きだー！！！！！！」




女子「きゃー！！！」


「…。」





真木「でもー！！！貴方の好きな人が俺じゃない事はわかってるー！！！！！」




女子「ど、どう言う展開！？」


「…えっ。」





真木「せやけど、ただでは諦められへん！！1週間だけ俺と付き合うてください！！！！！！！」







「ぃ、1週間…。」





Aちゃんは困ったように俺を見る





嫌や、1週間でも他の奴の隣に行くんは…




せやけど、未だに告れとらん俺にそれを言う資格はない。






侑「Aちゃん…」





真木「そしたら、諦めるで。」




寂しそうな顔でAちゃんが断れん言い方をする真木。





「っ…じゃ、じゃあ、1週間だけなら！」












…ほら言うた。最悪や。







文化祭気づいたら、終わってしもてた。

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