あほの彼女は彼女じゃない

2話 ページ5

先程、人気があると言う発言をしてから黙りこみうつむいてしまったA。


「まぁ、とりあえず、状況確認しとかんとな…」



少しAを落ち着かせてやろうと某青い鳥アプリを開き状況を確認する、



「……うん、、？」



最新ツイートにリスナーから送られてきているリプ、



トレンドには『坂田さん』、『彼女』などといったワードが入っている。



これは、想像していたより遥かに……



「まずいなぁ…」



そんな俺の言葉に肩をビクッと震わせAが顔をあげた。



「え、炎上してる…?」



なんて言う彼女はいつもより弱々しく見えてしまう。



一瞬大丈夫と言うおうとしたが、この状況は大丈夫ではないからやめておこう。



「ぁ、今から誤解をとけば大丈夫やと思うけど…、」



「…思うけど、何…?」



信じてもらえるかが怪しい、なんて言えるわけないなぁ…



心配そうに俺の顔を覗きこむAを見てそう思った。

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