レア影山 ページ6
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して、始まった試合。サーブ権は向こうから始まりローテーション1番目の僕はサーブが後回しになってしまったが、それでもなかなかに好スタートを切れたと思う。
向こうのメンバーも、7人中3人がチームメイト。町内会の人たちの技量はイマイチわからないけれど、プレーの見慣れた3人を相手にするとなると多少やりやすく感じるのも事実だった。
コート全体に視線を向けながら、セッターである菅原先輩のトスモーションをよく見る。
貴「クイック！」
日向「！？」
反応はできるものの日向のブロックに変に当たってしまい、大きく弾かれたボールはやがて壁にあたって落ちた。
日向「うわわわぁ…！！天野さんごめんなさいっ…！！」
貴「ん、どんまい。頭入れながら切り替えてこう。」
目の前で冷や汗を垂らしながら光の速さで腰を折る日向にどこか武田先生と近いものを感じながら、首を振って声をかける。親指を立ててグッとサインを出せば、日向の顔も幾分か明るくなった。
田中と西谷の「成長したなぁ」というような生暖かい視線を受け今度は親指を下に向けながら、向こうのコートへボールを渡す。
次のサーブは東峰先輩だ。……数ヶ月ぶりに受ける東峰先輩のサーブ。気がつけば無意識のうちに肩に力が入っていたようで、すれ違う際影山に背中を叩かれた。
影山「天野さん顔怖いですよ。リラックス。」
貴「オス…。」
リラックスしろ、と言う本人が威圧感マシマシである影山なため、肩をすくめながら返事を返す。僕の方が先輩なんだけどな…という不満を心の中で漏らせば、影山は目をパチパチした後首を傾げた。
影山「東峰さんってそんなにサーブ強いんですか？」
貴「まぁ…下手したら死ぬ。」
影山「んなわけ。」
貴「まじだし。」
「大袈裟な…」という視線を寄越してくる影山から視線をぷいと背ける。
東峰先輩の昔のサーブを思い出して、ぶるりと一つ身震いした。あの人のサーブって、個人的には青葉城西の及川と並ぶくらいだと思う。威力の話ね。
先輩のサーブだけで何点持っていかれるか…。嫌な未来を予感してまた眉間に皺を寄せれば、僕の顔を見ていた影山が吹き出した。
急になんだと驚いてそちらを向けば、珍しく目尻を下げ肩を小刻みに震わせている影山。レアである。物珍しい物を見る目で見ていれば、彼はゆっくり顔を上げた。
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雨智よゐ(プロフ) - たまごのこのこさん» わ！！確認遅れて申し訳ありません…！！支援絵ですか！！？ありがとうございます！！！(開いた瞬間の大迫力の「好き」に思わず笑ってしまった) (2022年8月13日 12時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
たまごのこのこ(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/d/e/a/dea2858fab2cad5e4e674356809de6f7.png描いたのですが、これで見れるのか分かりません…大丈夫ですかね (2022年8月12日 23時) (レス) id: 96153f3877 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 雨智よゐさん» ﾎｧｯﾊｧｯｯｯｯｳﾚｼｲﾃﾞｽﾞｯ…了解いたしました‼(ハァト)(ネットリ) (2022年8月12日 0時) (レス) @page49 id: 1f05e382be (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - はるさん» はる様の描く天野が大好きですので…強いて言えば、はる様が2枚目に送ってくださったポケットに手を突っ込んでいるあの構図が大好きです！！完成待ってます(ハアト) (2022年8月12日 0時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 雨智よゐさん» アッ雨智ｻﾝｯ…雨智さんの天野くんイメ画にしますか！それとも他の読者様の絵でこの人のがいいとかってありますかね！(( ͡° ͜ʖ ͡°)ｶｻｶｻ (2022年8月12日 0時) (レス) id: 1f05e382be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年6月16日 0時
