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僕のサーブ ページ10

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第二セットは澤村先輩がジャンケンで勝ったためサーブスタート。ローテーションの順番でいけば僕が一番なので、僕のサーブから始まるというわけだ。


副審からボールを受け取った影山が僕の方にボールをパスしてくれたため、それをキャッチしてエンドラインより後ろに下がる。
第一セット、日向に振り回されたお陰でまぁまぁ疲れたからな…サボって入れるだけサーブでもいいか。



田中「天野ォ!決めてけよ!!」



と思ったのだが、振り返った田中が意地悪な顔をしながら大声でそう言った。それにノーコメントでジト目を返す。どうやら思考回路が読まれていたらしい。

釘を刺されたからにはやらねばならない。ダダ下がりする気分を無理やりキープして、サーブを打った。


狙ったのは後衛センターにいたセッターの矢巾が前に出てくるところ。矢巾に視界を一瞬邪魔されるのは一年生の国見…彼の技量はよくわからないけど一年だしレシーブ苦手であれという願望九割で狙った場所だったが、これが上手くハマった。

国見は一瞬目を見開いた後、アンダーであげようとしたがうまく面に当たらずに後ろに弾かれたボール。フォローする間もなく壁に当たって落ちた。



日向「うおぉぉ…!!うおおおお!!!!」


影山「今日も一番素敵です。」


月島「マグレサーブナイサ〜〜〜」


田中「うえええい!!!」


澤村「天野ナイサー!!」



ワイワイガヤガヤと自由に盛り上がる彼らを見て顔を顰める。まともなことを話しているのは澤村先輩くらいだ、ちゃんと手綱引いてください。


わらわらと僕の周りに集まってきたみんなは僕の背中や頭を楽しそうに叩いてまたポジションへ戻ってゆく。ぐちゃぐちゃにされた髪の毛を手櫛で整えながら、今度は澤村先輩から投げられたボールを受け取った。



岩泉「矢巾もうちょい左から前に出るか。」


矢巾「わかりました!」


花巻「俺の守備範囲ちょい広げるか?国見。」


国見「…お願いします。」



サーブを打つ前に相手コートの方を盗みみれば、もう穴が修正されているようだった。コーチや監督が指示を出さなくても選手たちだけでゲームが成り立つ…こういうチームは強いという。

入ればいいなぁと思いながら打った2本目のサーブは、今度はしっかり拾われてしまった。しくしく。




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ミス→←チームであり先輩だ



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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください!お気遣いありがとうございます! (2022年6月14日 22時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…!ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(?) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…!!これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします! (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜!🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ!体調にはお気をつけてお過ごしください! (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしています!更新頑張ってください!! (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨智よゐ | 作成日時:2022年4月23日 0時

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