休憩時間 ページ44
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武田先生から話を聞いた僕たちはその因縁の音駒高校というものに期待を膨らませていた。
田中「東京かぁあ…！シティボーイめぇ、けちょんけちょんにしてやるぜぇ…！」
貴「シティボーイって…」
田中「うるせぇ天野てめぇオラァ！！」
田舎者感丸出しの「シティボーイ」と言う単語に、思わずクスリと笑う。それが気に食わなかったのか大声でキレ出す田中に、怒号から逃げるように小走りで菅原先輩の後ろへ移動した。
菅原「うぉっ！？」
田中「おまっ、スガさんの後ろはずるいだろ！！」
急に背中に回り込んだ僕に驚いたのか小さく悲鳴を漏らした菅原先輩だったが、直後僕に飛んできた田中の非難の声に大方状況を理解したらしい。
貴「菅原先輩助けてください…野生の田中に襲われてるんです…。」
いつもより少しだけ声を高くして、怯えているフリをしながら菅原先輩の背中にくっつく。
田中「騙されないでくださいスガさん！！悪いのは天野です！！」
菅原「よぉし任せろこの菅原先輩が守ってやる！！！」
田中「スガさァん！！！！」
そして見事儚く散った田中。
…そうなるよう仕向けたのは僕だけど、いくらなんでもちょろすぎないか。
菅原先輩の頭を心配していると、澤村先輩と西谷が話しているのが目に入った。
遠くて何を話しているのかは途切れ途切れにしか聞こえないが、どうやら練習試合にはでないと言うことを西谷が話しているようだ。
西谷「旭さんいなくても勝てる…みたいになるの、嫌です。わ、ワガママいってすみません…。」
澤村「…わかった。でも合宿は出てくれよ。な？」
日向「ノヤさん！ローリングサンダーもっかい！！」
ほら見ろと言わんばかりに、日向に目くばせしている澤村先輩と、日向を見てまんざらでもなさそうな表情の西谷。
…やっぱり西谷が部活に完全復帰するかは難しいところか。早く東峰先輩が帰ってきてくれれば…。
そう少しブルーな気持ちになっていれば、いつのまにかすぐそばに来ていた田中の拳骨が僕の頭を強打した。痛い。
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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください！お気遣いありがとうございます！ (2022年6月14日 22時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…！ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(？) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…！！これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜！🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ！体調にはお気をつけてお過ごしください！ (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年4月23日 0時
