部活解禁 ページ32
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翌日、放課後。
今日も今日とて担任の先生の話は長い。部活に早く行きたいとかそういうことは特に考えていないが、部活に遅れて文句を言われるのも嫌だ。まぁ言うの田中くらいしかいないけど…。
長い話を聞き流していれば退屈なホームルームも終わり、エナメルバッグを肩にかけて教室を出る。
下のフロアの渡り廊下を進み体育館を目指していれば、澤村先輩と菅原先輩、そして田中とばったり会った。
この三人はいつも部活に早く行く組だ。遅すぎるとまでは言わないが、彼らが部活に行くにしては少し遅いと感じて首をかしげた。
田中「おっ、天野も今から行くところか！」
貴「うん。でも三人はいつもより遅いような…。」
澤村「あ、俺たちは進路相談があって。」
田中「俺は担任と雑談を」
菅原「田中は説教受けてたらしいぞ。」
田中「スガさん言わないでって言ったでしょ！！」
誤魔化そうとしたのかぎこちない笑顔で笑った田中をニヤニヤと見ながら暴露する菅原先輩。それを見て田中がギャンと吠えた。
何したら怒られるんだよ、と鼻で笑いながら彼らの隣に並んで歩き出す。こいつは本当に見てて飽きない。話を聞くだけでも賑やかで面白い。
「清掃時間にチャンバラしてたら担任に見つかっただけだし！！」とブーブー文句を言っている田中に馬鹿でしょ、と返しながら歩いていれば、いつのまにか体育館の前に着いていた。
中からシューズとボールの音が聞こえてくる。誰かいるのだろうか。そう考えながら下駄箱に靴をしまった。
そこで僕は、驚くべき光景を目にすることとなる。
先頭を歩いていた田中が扉を開けた後、一瞬硬直する。目を大きく見開いた直後、彼は扉を思いっきり蹴り開けて中に突っ込んでいった。
田中「ノヤっさァーん！！！」
ノヤっさん。田中がそう呼ぶ人物は一人しかいない。
「おーっ！龍ーっ！！」と中から聞こえてくる元気な声は、僕の耳に染み付いたあの懐かしい声だった。
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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください！お気遣いありがとうございます！ (2022年6月14日 22時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…！ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(？) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…！！これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜！🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ！体調にはお気をつけてお過ごしください！ (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年4月23日 0時
