【HQ!!】千鳥山出身、烏野の脳VI【男主】

相手チーム ページ4

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挨拶をしてからネット越しに相手のメンバーを見る。記憶をなぞって全員調べたことがある人だということを確認した。



金田一「さっきのチビMBかよ！？なんの間違いだぁ？」



先ほども出たが一年、MBの金田一。らっきょうヘッドとはおそらく…彼のこと。

身長がかなり高く見えるが多分あの髪の毛で盛っているだけだと信じたい。そうじゃないとしたら、日向をいじめたとかそういうの関係なく潰す。(過激)



国見「……。」



隣の人物に視線を合わせようとすれば、ばっちりと視線があった。下から上まで舐め回すように見てくる彼は、一年WSの国見。

失礼ながら生気が宿っていないように見える目は、僕を数秒見つめた後すっと逸らされた。
初対面だとこの身長かこの顔面のおかげで舐められたり突っかかられたりすることがあるのだが、彼は僕にさほど興味はないらしい。それはそれでちょっとムカつく。



花巻「へー？いるじゃん、どっかの脳みそってやつ。」



そんな声が聞こえてきて、今度はそちらに首を動かした。顎を上げて上から目線(物理)で発言している彼は、三年WS花巻。

こっちをにやにやと小馬鹿にするような視線で見ているくせに、口調から察するに僕への興味はあまりなさそうだ。
しかし彼はWSという攻撃の要でありながら、守備等もオールウランダーにこなしてしまう人物。警戒する必要がある。



渡「うーん…？」



次に視線を移したのはビブスを身につけた二年Lの渡。
烏野にリベロはいないの？という視線だった。いるわ。今いないけど。



岩泉「ホントに影山だ。」


松川「なんで烏野？」


矢巾「さぁ…。」



最後にまとめて上から順に三年WSの岩泉、同じく三年MBの松川、そしてSの及川…？いや、及川じゃない。先ほども登場した二年Sの矢巾だ。

おかしいな、青葉城西の正セッターは及川だと聞いていたのに。どうして控えが出てきたのか…と疑問に感じた。


三人の注目は影山のようだ。小声で影山についてヒソヒソと話しているがなんせこの距離だ、もちろん聞こえる。
珍しいものを見たかのように驚いている三年二人に対して、矢巾は鼻で笑っている。

カンジ悪いな…と思うと同時に影山が煽られていないか心配になる。



影山「おいわかってんな！？この前の3対3と同じ感じで、」


日向「わかってるよっっ！！」


影山「ほんとか？？」



しかし心配はいらなかったようだ。彼にその陰口は届いていない。こう…いい意味で都合の良い耳、と言いますか。



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