【名前固定オリジナル】アカツノ【男主】

５章　幽霊離脱と残された証拠 ページ24

場所は会場の方に戻るが、どうやらまだ犯人は特定できていないようだ。以下からはどのようにして解決できたのかをお教えしよう。




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スパークはうなずけなかった。なぜなら彼だけはこの舞台の上で犯行が行われていたと思っていたからだ。しかしガルバン捜査官に尋ねてみると、

「カーテンを開けると同時にクディアさんが上がっていく仕組みだから、この舞台の下で行われている可能性が高いというわけだ」

といわれたので、なるほどと思わず納得してしまった。


「じゃあ、サファイア。３人を見張っといてくれ。逃げたら困るからね」


サファイアはそれを聞いて駄々をこね始める。これも仕事の一つだというのに。


「やだやだ！ 俺も行きます！ 行ったらたぶん役に立ちま＿＿」

「たぶんじゃだめだ。見張っておけと何回も言っているじゃないか。見張っておけ」

「なんですって？ みかんジュースって言ったんですか？」

「いや違うって。聞き間違いにもほどがあるだろ？」


こんな感じでグダグダと会話していると、サリーだけが１人だけで下に行ける階段へと進む。スパークもサリーの後に続いていく。


「スパークはここにいて。私が仲直りさせておくから」


サリーさんはそう言って二人の方へ向きを変え、音を立てずにすたすたと歩く。サリーはガルバンとサファイアを鋭い眼光でにらみつけただけなのに、２人ともシーンと静まり返った。

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