××フレンド (ページ47)

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部屋を出ると、ウォルくんが立ってた
ウォルくんは悲しそうに笑ったあとに
ちょっと良いですか？と聞いてきた

深夜2時すぎウォルくんと近くの公園のベンチに座って話し始める

｢A、変わったんです｣

なんて突然意味深すぎることを言われ、
頭にハテナしか浮かばない

｢昔からよく笑うヤツでした。でもそれは、そらるさんの前だけだったんです。｣

｢え？｣

｢A、昔いじめられてて。友達なんておれくらいしかいなかった。それが逆に敵を増やして｣

その時も俺、助けれなかったんです。
そらるさんが見抜いて、Aはだんだん心から笑えるようになっていきました。

｢中学になると、Aはたちまち人気者になりました。それでも俺らの腐れ縁はなくならなくて｣

ずっと一緒にいた。
それで、高校も同じところに行った

｢そらるさんに、Aのこと頼まれて、同じ高校に進学しました。でも結局、守れなかった｣

ウォルくんは、悔しそうに笑った

｢Aのこと襲った奴ら、昔から相当惚れ込んでたみたいで。元から顔が整ってたうえ、いつも笑顔で友達がいる。そんなAに最近色気が出てきてあいつのこと狙ってる人、もっとたくさんいるみたいです。｣

全部奏から聞いたことなんですけどね、
とまた悲しそうに笑った

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