【青葉城西】セイジョウ＋カレシ【短編集】

花巻貴大*この鬼畜が＃浪川藍歌＠国見ちゃんをマジ愛す!!←さまリク ページ45

｢ふっざけんなスケートとか嫌い｣





｢まあまあそう言うなって。ほら行くぞ｣








無理矢理と言っても過言ではない。





私は今、スケート場に来ていた。




産まれてこの方、スケートなんて一回もしたことがない。




大事なことだからもう一回言う。




スケートなんて一回もしたことがないのだ。








｢ちょ、...ねぇ、貴大、やめようよ｣




｢だーかーらぁ、大丈夫だって。手ぇ繋いでやるから。｣






スケート靴に履き替えて、準備は万端だ。




｢うぅ...こわ....｣




リンクに足を踏み入れる。







｢うわ、あ!?｣






色気もない声をだし、私は見事にすってんころりん。






うわあああ...恥ずかしい





｢A...おまっ、だいじょぶか...｣





あらそんなに面白いですか貴大くんよ




肩震えてっぞおい。






｢...っ次はちゃんと庇ってよね......っ｣
｢はいはい｣






二人ですーっとすべる(貴大がリードしているから、私はただ転ばないようにしてるだけだが。)





｢...ん、きもちいー...｣




｢だろー?バレー三昧な毎日もいいけどさ、たまには違うこともやんなきゃな!｣






にひっと笑う貴大は、心底楽しそうにしていた。





｢....私も滑れるようになったかも｣




｢おっ、まじ?じゃ、手離すぞー｣




｢えっ!?ちょ、待って...!｣






言い終わらないうちに、貴大は手を離した。





｢きゃあああ!?｣






当然のことながら、私は滑れずに貴大に抱きついた。





｢...おーい、滑れるかもっつったのは誰だよ｣



｢...うるさい馬鹿。｣



｢ま、滑れないこと知ってたけどな｣



｢黙れ鬼畜｣






ぎゅうっと抱きつく。





｢そんなに怖かったの?｣



｢だって、急に手離すんだもん。｣



｢ごめんごめん｣









ここのスケート場は案外広く、今いる場所ははじっこだった。




｢でも今立ててるじゃん。凄いよ、A｣






ぽん、と私の頭を軽くなでる。





｢顔あげて｣





｢...なに、んっ｣






瞬間、貴大の顔がドアップになった。




唇に違和感。








｢...こんな公衆の場でやる?普通。｣




｢俺がしたかったからいーの。それに｣









｢Aだって嫌じゃないでしょ?｣








＿＿＿＿＿




ドSじゃない。だれだこれ...。








赤葦くん愛は変わらずに凄いです。



赤葦くんと研磨くんと国見ちゃんやばいです。




この三人のﾔﾝﾃﾞﾚかこうかな。

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