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俺はこの本丸の初期刀、山姥切国広だ。

先ずこの本丸を説明する。

俺たちの本丸では、近侍が交代制である。

これは主が決めた事ではなく、前々から決まっていたこの本丸の決まりだ。

だが、俺は固定性。

なぜなら、主は自己肯定感が低く、極度の人見知りで恥ずかしがり屋だからである。

だから、初期刀として最初から主の側に居る俺は近侍と主の補佐…と言った所か。

そして主には苦手な任務がある。

鍛刀だ。

初めのうちは新しい刀が次々に来るから毎日のように疲れ切っていた。

暫く経てば、稀に出現する為、苦い顔で鍛刀の儀式をしていたのを思い出すな。

今では主も毎日楽しそうに仕事をし、俺たちと暮らしている。

俺たちと暮らす事に慣れてしまい、もうあの頃の初々しい主はどこにもいない。

主が就任してからずっと一緒にいる為、少し寂しいような気もする。

だが俺は主の刀として、初期刀としてこの本丸を、主を護る為、今日も刀を振るい、見守る。


この小説は、今までの出来事を記した物だ。

是非、見てくれると嬉しい。執筆状態：連載中