バレー部のマネちゃんはギャル担当

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･日向



今日は3対3の試合をする日。
なぜか田中さんは俺らよりソワソワしていた


「おはようございます」


また現れたあの先輩！！
見惚れてしまうほどのきれいな人



「美女だ…美女が来た！！なあなあ、やっぱあの人マネージャーかなあ！」



影山に話しかけるが当たり前のように無視。




その後、準備できてるか〜と言いながら
体育館に入ってきた澤村先輩の後ろには人影が


さっきまでソワソワしてた田中さんも
いつの間にか澤村先輩の隣に。


｢そこの1年小僧！！聞いて驚けそんで感謝しろ！！このお方は週末限定マネージャーのAさんだ！｣



そこに居たのはあのタオルを拾ってくれた
あのギラギラなお姉さんだった



右隣に違和感があり見上げると
顔と耳を真っ赤にして硬直する影山と月島の奴がいた
フゥン……??意外だネ?



『なんであんたがイキイキしてんのよ、笑』



田中先輩に手でキラキラ〜とされてるAさん
という人は、いつもありがと、と言いながら
見た目によらず優しく笑っていた



｢どうして週末限定なんですか？｣



バカかお前、人には人の理由が、と影山に口を塞がれる



『あ、いいのいいの、うち親が店やってて…店つってもただの肉屋さんね、その手伝いがあるから週末限定なんだ』




改めてよろしくお願いします！
そう言った時の先輩は綺麗に巻かれた金色の髪をかきあげ
また優しく笑っていた。




｢Aさんの作るコロッケと焼き鳥とAさんが
俺この世でいっちばん好きなんで！！｣



『そっか…私コロッケと焼き鳥の次なんだ』



｢や、ちがっ、あ"ーーしまった！もちろん1番は｣



『潔子はその次？それともうんと前？』



｢それは！！…ッア"ア珍しくAさんがいじめてくる〜〜！！ゾクゾクするっす！！！｣



｢…もういいか？田中｣



呆れ顔の澤村先輩と
菅原さんの隣に立ち背中を叩かれる田中先輩。



「とりあえず簡単に説明するからよく聞けー」



澤村先輩の言葉にザワついていた体育館も静まり返った



『あ、潔子、ごめんこっちの用意お願いしていい？』


｢ええ、わかったわ｣

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