バレー部のマネちゃんはギャル担当

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今日も家の手伝いがあるけど少しだけ練習を見たくて
サワと一緒に体育館ヘ向かった


『音駒ってどんな人たちがいるんだろうね』



｢猫みたいな人達ばっかりとか？｣



『じゃあなに、ウチらはカラスみたいなのばっかりって思われてるってこと？』



｢Aはヒヨコだな…いた！！？暴力反対！！｣



『…あ』



｢ねこ……｣




突っ立ってる旭に、近づく





澤村｢ゴールデンウィーク最終日に練習試合なんだ｣



東峰｢げっ｣



澤村｢げっってなんだ！おい逃げるな！｣



東峰｢だってお前怒ると怖いんだもん！｣



澤村｢今別に怒ってないだろ！…まあ、俺たちからすれば
音駒のことって昔話みたいな感じで聞いてたし
今の代の烏野と音駒になにかの因縁があるわけじゃない｣




『…ネコ対カラス、ゴミ捨て場の決戦』



澤村｢そう｣



東峰｢A！？｣



澤村｢よく話に聞いてたあのネコと今俺たちが数年ぶりに再戦ってなるとちょっとテンションあがるよな｣



東峰｢…けど俺は、スガにも西谷にも合わせる顔がない…もちろんAにも……｣



澤村｢ああ、Aに関しては泣かせたもんな｣



『サワ！』



東峰｢へ、、｣



『ちょっぴり！！いや、あ…えっと……』



澤村｢私のせいで戻らないかもーって化粧落ちるくらい泣いたもんな｣



東峰｢ごめん…そんな考えてくれたなんて…｣



澤村｢全くお前はデカい図体して相変わらずヘナチョコだな
西谷と対極にも程がある！｣



東峰｢も少し言葉をオブラートに包めよ…｣



澤村｢安心しろ、スガはもちろん西谷もAも問題はない
だろ？｣



『うん！吹っ切った！戻ってからの事しか考えてない』



澤村｢な？みーんなお前と違って懐が深いからなぁ｣



東峰｢お前…基本優しいキャラじゃなかったっけ？｣



澤村｢お前は対象外だヘナチョコだから｣



なんか色々気まずいとか、来づらいとかそういうの関係ない
まだバレーが好きかもしれないなら戻って来る理由は十分だ


と。


『キャプテンだ…』



｢キャプテンだからなぁ…ああ、それと
エースに夢抱いてる奴もいるんだからな｣



旭はまだ決心しきれないような表情だった。

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