もちもち幼女に転生しちゃいました 『2』【名探偵コナン】

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安室「A」

え、まってまって。この人今なんて言った？
あぁ、私の名前呼んだだけだよね！うん！返事してあげないと

A「な、に？あむろおにいちゃ………」

泣きそうになるのをぐっと堪える。だって、似てたから。

降谷さんと一緒にいた時、私の名前を呼ぶ声のトーンと優しい笑顔が

とっても似ていて、

A「あむろ、おにいちゃん…そろそろおうちにかえ……」

安室「A」

思わず肩がビクッと震える。違う、降谷さんはまだ思い出してなんかいない。きっと、そう

今ここで私が彼の本当の名前を呼んでも、きっと返してなんてくれない。こわい。

こわい、やっぱり

待つのはこわい。ずっと待ち続けるって言ったのに、

本当はすぐにでも思い出してほしくて、我慢して我慢して、

ずっと怖かった

A「りぇ………いさん。」

ポツリと彼の名前を呼ぶ。

A「りぇいさん、りぇいさん……っ、う、ふ」

思わず泣き崩れてしまった。だって、私の前には

私の知っている降谷零という男がいたのだから

降谷「ごめん。ごめんな。ずっと、待ってくれてたんだね」

ぎゅっと優しい手に包まれる。

A「………りぇいさん、おかえりなさい」

降谷「………ただいま。A」

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安心したのか、そっと目を閉じて眠ってしまった。

A「…………zzz」

降谷「可愛い………」

彼女のことなぜ忘れていたのだろう。あんなに泣かしてしまった自分を殴りたいくらい。

ずっと、待ってくれていた。

もう、二度と手放すつもりなんかない。


ずっと傍に


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次回でラストです。ここまで待たせてしまってほんと申しわけないです。

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