ヤンデレ彼女に愛されすぎて... (ページ9)

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ヤンデレ彼女[過去] 7 ページ9

まふまふ視点

今日はセンラ君が告白する日だ。
僕はAを連れ、廊下で見ていた。
教室には弓矢美雨という同じクラスの女の子がいた。
その子はセンラ君が好きな横結びの元気な子だった。

センラ君は少し黙ったあとに言った。

センラ｢あっ...あの！｣

美雨｢は、はい？｣

センラ｢じ、実はっ...！｣

美雨｢.....｣

センラ｢ずっと前から...！好きでした！！！！！｣

美雨｢...え？｣

センラ｢どうか！俺と付き合ってくれませんか！｣

センラ君は手を前に出しながら下を見ている。

すると美雨さんが

｢ごめんなさい.....｣と申し訳なさそうに言いながら教室から出ていった。

それからセンラ君は目を見開いていた。

数秒後、センラ君は膝をつき涙を零していた。

そこに僕と天月君は近づいて｢大丈夫...？｣と声をかけに行った

センラ君は泣きながら
｢だ、大丈夫やっ...！｣と言った。
大丈夫...そうではないな。
僕はセンラ君の肩に手を置いて｢大丈夫...失恋も経験のうち｣と言った。
センラ君は｢そ、そうやっ...で、でも...！付き合いたかった...！彼女を幸せにしたかった...！でも...この気持ちも今日で終わりやね...頑張れ...俺の好きな人...どんまい...俺。｣
と床に座りながら言った。
それを聞いていた天月君が何か言い出した。

｢.....で...の....か...｣

その声はあまりにも小さく聞き取れなかった。

流石にセンラ君も聞こえなかったらしく｢え？なんや？｣と不思議そうな顔で天月君を見ている。

すると天月は大きく口を開いて言った
｢それでいいのか！｣と

それにびっくりした僕らは肩をびくりとさせた。

続けて天月君が言う

天月｢振られたらそこで恋愛が終わり！？ありえないだろ！？振られたら次は努力！見直してもらうために...好かれてもらうために努力！男なら...！男なら俺が一番だ！と思わせるような努力をしようよ！｣

と力強く。僕らはその言葉に感動した。
センラ君何か泣くのをやめて天月君のことを見ている。

それからセンラ君が口を開く

センラ｢そうやな...振られたらそこで終わりってわけじゃないもんなぁ...。天月君、ありがとう。これから俺...頑張るよ｣

すると天月君は笑顔で親指を立て｢おう！｣と言った。

カッコイイなぁ...僕か女子だったら必ず天月君を好きになってる...