婚約者が浮気したけど面白そうなので見守ります【五条悟】

浮気が9回(伏黒side) ページ13

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※8回の前くらいの時系列です



先月、五条さんから婚約者が出来たと聞いた
それを聞いた時は耳を疑った




(あの五条さんに婚約者…)




驚くのも無理はないと思う
この男は先日まで、いや今でも女遊びをしている
学生時代、俺の家に通ってた時も来る度に違う香水の匂いがしていた




恵「婚約者が居るって本当なんですか」




もしも本当ならその婚約者は気の毒だ
この人の女癖の悪さ死んでも治らないと思う←




五「そうだよ」




恵「どんな人なんですか」




五「そうだねー、一言で言うなら僕の初恋の人。今でも好きだけど」




恵「は？」




(意味分かんねぇ)




世間の常識とは外れた行動をしている最強に疑問しかない




恵「冗談やめて 五「本当だよ」…意味がわかりません」




(じゃあなんで浮気を？)




五「冗談も何も僕は昔からAしか眼中に無いよ」




恵「どういう意」




五「あ、A」




『あぁ、五条か。おはよう』




この人がAさんか
五条さんの隣に並んでも見劣りしない容姿
人懐っこい笑顔が可愛い
そんな人。



漠然と綺麗だと思った




五「恵ー、どうしたの」




ｿﾞｸｯ
ナイフを首に当てられたような感覚
これ以上彼女を見たら殺されるかもしれない。そう思わせる殺意
狂気にも似たなにかを感じる




(口調は変わらないけど声が冷たい)




『あなたが伏黒君ですか？』




恵「…っはい」



『私は小鳥遊Aといいます』



『関わる機会は少ないと思いますがよろしくお願いします』




そう言ってまた笑顔を浮かべて去った




恵「あの人が小鳥遊さんですか」




五「そっ！綺麗でしょ」




小鳥遊さんが去った後はさっきまでとは別人に思えるくらい普通だった




恵「たしかに綺麗だと思います…」




五「でしょでしょー、でも」




五「邪魔するなら生徒でも容赦しないから」




恵「っ……」




この人の執着心は並大抵じゃない
欲しい物は全て手に入れる為にならなんでもやる
それは人でも例外じゃない
手に入れたものには底なしの独占欲を持つ




小鳥遊さんに同情しつつもこの男の恐ろしさを再確認した




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kotomitukasa 様



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