出来れば関わりたくなかったデス [ HQ ]

Ep. 44 ページ46

Aside









あの後、
侑先輩にお守りを見つけるまでの経緯を教えて貰った




セッターとして全国トップレベルの侑先輩 。
そんな先輩にお守りを探して貰ったなんて、







『(全国のバレーファンの人に殺されそう、)』









体育館に戻り、片付けを済ませると
時刻は20時を回ろうとしていた







『私こっちなんで、 お疲れ様でした』







そう言って帰ろうとすると

誰かに手を掴まれた






侑「 ... 送る、 」



『 、へ？ 』



侑「 家まで送る ！」





『 大丈夫ですよ、走ったら結構すぐなので 』



治「 まぁ、聞いたってやA。ツムにしては珍しく罪悪感を感じてるんやと思うから 。」



侑「 うっさいわ！ 」







罪悪感はどちらかと言えば
私の方が感じるべきものだと思うんやけどな ...





『えっと、それだったら1つ頼みたい事がありまして... 』



侑「 頼みたい事？ ｣







＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿










『 それでは、お願いします侑先輩 ！』


侑「 ほんまにこれでええんか？ 」







私が侑先輩に頼んだ事 。


それは 、







コンビニでねるねるねるねを買ってきてもらう事






治「 こんな元気なAは初めて見たわ」





『いつも1番家から近いここに買いに来るんですけど、
定員さんにねるねるねるねを買いに来る高校生で
覚えられたくなくて... 』




治「 いやどんな悩みやねん 」







侑先輩が買いに行ってくれている間、
治先輩とそんな話で盛り上がっていた








侑「買ってきたで〜 ！」



『 えっ、こんなにいいんですか？』




店からでてきた侑先輩の手にはレジ袋いっぱいに
ねるねるねるね 。






侑「 これで暫くは買わんで済むやろ？ 」



『 はい！ 』






侑先輩その考え私には出来んかったです
なるほど、参考になる ...









治「 定員さんには別の意味で印象に残ってしまったやろな」






もう1人の宮が入れたツッコミは
今のAの耳には届かなかった 。





...




拝啓おばあちゃん様


財布汚しちゃってごめんなさい 。
御守りもなくしたままになると思っとったんやけど、先輩が
一生懸命探して見つけてくれました 。

それにねるねるねるねも沢山買ってくれた！
キツいこと辛いこと沢山あった1日やったけどその分
嬉しい事ちゃんと舞い降りてきた。

私、ここでちゃんと頑張る
だから見守っといてください 。









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