出来れば関わりたくなかったデス [ HQ ]

Ep.35 ページ37

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リナ「ハァハァ、おった！ 何しとんねんA！」



『 リナ 、？』








リナ「 って、どうしたんその財布 ...それにずぶ濡れやし」









『 ... なんでもないけん』















リナ「 ... な 、」








『 え？ 』



リナ「 ふざけんな！ なんも無いわけないやろ、なんで言ってくれんのや！アタシら親友やなかったんか？」









胸ぐらを捕まれ目の前で怒られた

怒鳴り声をあげるリナの目には涙が溜まっとった









『ごめん、言ったらリナに迷惑かけると思った』



リナ「迷惑なわけないやん、アタシだけやない
クラスのみんなだってAのこと大切な友達やと思っとる」












なんだ
私が勝手に思い込んでただけだったんだ




突然来た九州出身の私、周りはみんな関西人で
馴染めなかったしノリも分からなかった





きっとみんな優しいから合わせてくれてるだけやと思ってた








『(でも、違ったんだ )』











『 .... 実は 、』










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リナに今まであったことを全部話した





途中 「今から乗り込み行く」とキレていたリナを抑えるのはすごく大変だったけど、私のために怒ってくれるリナに嬉しくて思いっきり抱きついた










リナ「その財布泥まみれやから、軽く洗おうや」



『うん、授業中なのにごめん』






リナ「そこはごめんやなくてありがとうやろ！｣












そう言ってバシバシ背中を叩いてくる

リナが親友で本当によかった








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