出来れば関わりたくなかったデス [ HQ ]

Ep.2 ページ4

Aside







HRの鐘が鳴った

今朝寝坊し、遅刻を覚悟した私はと言うと






『 はぁはぁ ..ｯ ( な、何とか間に合った ) 』








陸上部顔負けの瞬足を持つ人間としては

10分もあればお釣りが来るくらいなんです 。 ((









担任 「 以上が連絡だ 。 それじゃあ号令 」



学級委員 「 起立 、 礼 。 」






「「 『 ありがとうございました 。 』」」









私のクラスの担任の先生は凄く確りしてそうな感じの
若い先生で、顧問は陸上部らしい




偏見通りで安心した (後日談)










休み時間は早速みんな友達作りで
机と机を移動して色んなところから会話する声が聞こえてくる







地元の子は初めましてじゃない人同士もいるんだろうけどさ





『 (私も友達作らないと .. でも話しかけに行きにくい )』






ひよってるわけじゃないけど 、


皆が話してる方言が自分のと少し違うってので
距離感じちゃってるんだよね 。







そんなこんなで机に突っ伏していると





「 ねぇ 、 そこのアンタ 。 」






誰かから話しかけられた 、 しかも強め口調で




『( アンタって、初対面だよね.. 気の強そうな人あんまり顔あげたくないや 。 ) 』





「 めっちゃ綺麗な髪しとんなぁ ！ サラッサラやん ！」




『 ... へ？ 』





想像とは全く違った言葉に顔を上げると

目の前にはクルクルと毛先を巻いた様な金髪にしっかりメイク、
丈の短いスカートにルーズソックスと俗に言うギャルの様な姿を
した女の子が立っていた




「 へっ？てアンタ.. おもろいなぁ 。 どこ中出身 ？」



『 えっと、多分わかんないと思う 。
私九州から引っ越してこっち来た人だからさ 。 』







「 そうなん !? アタシはリナ、名取 リナ 。 関西なんて
初めてやろ？友達まだおらんようやったらアタシと
友達なろうよ！ ｣




『 名取さんは私とでいいの ？ 私メイクとかそういうの詳しく
ないし、なんなら全く知らないくらいだし 』








申し訳なさそうに自信なさげにする私に






リナ「 なぁに言っとんの ！ アタシが友達になりたいって
言っとんのやからそんなの関係あらへんｯ 。 あ、でもアンタ
が嫌やったら別にいいんやで 」






と、眩しい笑顔で話す彼女





『 えっと、私で良ければ友達なって欲しい 。 私は御門 A、
私も名取s リナ「リナって呼んで！」 リナと
仲良くなりたい 』

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