愛され体質？下らない。４

172 ページ39

国見「…お疲れ様でした。」



『どーも。』



そう言いながら、また隣になったらしい国見くんの肩に頭を置く。



『眠い。』



国見「…寝ていいですよ。」



『ありがとう。』



そう言ったまま目を瞑る。



よし、寝るか。









.









.









.









.









.









.









「何で、」



ねぇ。



「何で分からないんだろうねー。」



どうして？



「嫌われてるくせに。」



分からないよ。



「邪魔なだけ。」



私が何をしたの？



「アンタ、いらないよ？」



…ああ、そうなんだ。



『大丈夫、私も私なんていらないから。』



だから、僕がいれば、十分だね。









.









.









.









.









「オレはずっといるからね。」









.









なんて、









.









「Aのこと、裏切らないから。」









.









そんな、









.









「だからそんなに、悲しまないでよ。」









.









「一人で、泣かないで。」









.









嘘だったくせに。









.









.









.









信じてたのに。









.









＊

173　及川side→←171

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す