愛され体質？下らない。４

163 ページ29

菅原「大変だなー。」



話を聞いていたらしき菅原さんがやって来る。



『特に大変なことはありませんけど。』



菅原「そーか？でもまあ…影山に懐かれただけかと思ってたけど…。」



そう言いながら、既に席についたさっきの二人を交互に見る。



菅原「青城の国見に音駒の孤爪…で、ウチの月島まで。」



『やめてください国見くんはまだしもあとの二人には懐かれてるわけじゃないです。』



菅原「んー？そーか？」



なんて笑ってくる菅原さんを横目に考える。



え、よりによって三人ともみんな無気力じゃない？



そう思ったらあることと連想出来て頭を抱えてしまう。



菅原「お!?どうした!?」



『あの三人に懐かれているとしたら無気力と関わり深すぎることになるので。

そういうこと言うのは本当にやめていただきたく。』



菅原「…何かお疲れ様。」



『いや別に良いんですけどね、ハハッ』



菅原「空笑いじゃん…。」



困ったように笑う菅原さんはイケメンですね、さすが虹の彼氏。



菅原「でもまあ分かるなー、Aちゃん良い子だし。

好きとかそういうの関係無しで行けば、オレも懐いてるべ？」



『うっわー、これ以上イケメンと関わるのは勘弁ですかねー。

いくら虹達と仲良しとは言えそろそろリンチされる気がしますわ。』



菅原「リンチってww」



いやマジで。



まだされてないのが奇跡だわ。

164→←162

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す