154 ページ20
『で、話って何。』
そう聞くと、僕から距離を取ることもせずその場で見下ろして来る。
身長高いよな、澪よりも高いし国見くんとかよりも高い。
月島「…くだらないことなんですけど。」
『くだらないことなら聞きたくないかな。』
月島「さっき何であそこまで僕達の味方をしたんですか?」
うん、無視なんだね。
『別に、バレー馬鹿にされたのムカついたし、君達アイツが言うほど弱くないでしょ。
ただそれだけのことだけど、そのためだけにこの状況なわけじゃないよね?』
月島「…まあ、本題は次ですね。」
本題は次ってことは今のはそこまでじゃなかったのか。
『何。』
月島「…瑞和先輩って、国見と付き合ってるんですか?」
10秒くらい、意味が分からず黙り込む。
『はあ????』
そして出た声は、そんないつもよりちょっと高いような低いような意味の分からない声。
月島「国見がめちゃくちゃ独占欲発揮してるからそうなのかと。」
『あれはあれでしょ、最初に僕の本性に気付いたのに他の人達が知っちゃったから。』
月島「そういうのじゃないと思いますけどね。」
そういうのじゃないなら何さ。
月島「…じゃあ、まだ、」
ボソッと、僕にも聞こえないくらいの大きさで何かを呟く。
この距離で聞こえないとか小さすぎる。
『何?』
月島「いーえ。夕飯作らないんですか?」
『誰のせいだよ。』
ったく、早く作らないと。
265人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいうえお - 了解でっす! (2019年5月20日 18時) (レス) id: 0be44f668e (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - ありささん» ありがとうございます!!頑張ります!!! (2019年5月20日 9時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - ちさとさん» そっか!それなら良かったです!ありがとうございます! (2019年5月20日 9時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - あいうえおさん» パート1見てくださると書かれています〜 (2019年5月20日 9時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごい楽しみにしてます!!!続きも頑張ってください!!! (2019年5月20日 7時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ