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30.呉島 ページ32

「すみません紘汰さん僕から話しても良いですか?
 Aさん同じクラスで交流もありますし」


そういう呉島さん。

「えっ?おう別にかまわねぇ・・けど・・
 つかAお前黒とか熱いぞ!俺の貸てやっから」


店を駆け足で出ていく。

奥のテーブル席に連れてこられて


「Aさん、親は大丈夫なんですか」

「何でそれを・・」

「僕は呉島ですよ?」

「そうでした・・」

完璧な呉島くんでしたよ・・ほんと・・
呉島君と比べられた事もあったな親に・・。

「でも僕はここで『ミッチ』なので」

突然の明るい声。

「・・はい、それじゃあ私も学校以外Aなので」

「分かりました、本題に入りましょうか」



呉島の名にあこがれる私であったがそれはミッチへの憧れなのか
恨みなのか・・・


今となっては関係ない。


「ねぇ坂東さ〜ん、ここで踊っていい?」

「今誰もいねぇーから良いけど暴れんなよ?」

「やったー!有難う!」

そう言って女の子はこちらにくる。


「私の名前は舞!Aクンっていつ紘汰と仲良くなったの?」

正面で一瞬眉間にしわを寄せたミッチ。

「俺とはつい昨日・・バイトをしている彼に話しかけたんですよ。
 風船もらって、そんで何となく手伝っててちょっとした事があって
 それで何か気に入ってもらったみたいで・・」

彼女は気付かぬ間に俺の隣に居た。

「ってことは?運動神経良かったりするの?!」

目が輝いてる。

「結構色々してたから・・出来なくはないかと。」

「何かここで出来る?」

少し考えて。

「片手逆立ち?」

そこにたどり着き葛葉さんを待っている間そうすることに。


「足動かしたり出来るの?」

案外この子オーダー多い・・・
そう思いつつミッチが面白半分でのせてくるフルーツを器用にお手玉ならぬ
足でのお足玉状態。

俺人間じゃあねぇ・・・(笑)


「たっだーいまー!!」

そういって突然入ってきた、「サイズわかんねぇけど・・」
ガイムと英語で入ってるオソロだ。

「すごくね?舞の手作り!」

「手作り?!舞さん器用ですね・・」

「いや、手作りって言ってもミッチと裕也が書いた絵に
 紘汰が選んだ色のシール作ってもらって貼っただけだから!」

それでも凄いと思ったけど

「裕也さんって?」

一瞬シーンとして

「インベスに・・ちょっとね・・・」

「インベスゲームってそんな・・・」

何も知らない私が知ってるフリみたいな口ぶり。

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アイカ(プロフ) - 幸部若さん» なるほど! (2015年7月27日 23時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
幸部若(プロフ) - アイカさん» コメント有難うございます!佐野岳さんのtodayで40秒以内にクリーム〜の話を参考に17話書かせて頂きました(*^_^*) (2015年7月27日 23時) (レス) id: 9dc5aa830c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 流石戒斗さんwww (2015年7月27日 23時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸部若 | 作成日時:2015年7月5日 23時

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