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14.箱内 ページ16

――ザックside

たまり場に戻ると


座っている戒斗の隣には箱と封筒があった。


「戒斗さんそれどうしたの?」


とイスにAを下したペコが言った。


「Aの母親から預かってきた。中は知らん。」


そう言った。


母さんに会ったのかよ・・・


「なぁ、開けても良いか?」

俺の呟きに「当然だ」と言った戒斗

何の気遣いだかAを自分の部屋に連れて行って寝かせに行った。

俺は箱を開けた。

中には通帳やAの高校の道具だった。
出ていけという意味なのだろうな・・・

そして俺は封筒に手を伸ばした、すると・・・


「待て、俺がまず見る」

と言って戒斗が見た。


戒斗は固まる。
そんな内容を上から盗み見・・・

気になったペコは横から見る。


「こんな事があって良いのか・・」

疑問符を忘れるほどの衝撃。
戒斗の呟き通だ。


こんな事あっていいのか?


まさかな・・・機関に本当に入れられていたとは・・。
しかも他にも人体実験や臓器の移植・・・思わぬほどの量の紙束には
それだけの大変な事があった。

機関にいれられていたのは知っていたが・・・。



やっぱり俺はAに何もしてやれない。

大人しく気を引くべきなのだろうか。





そんな事や色々考えているともう寝るようにした方が良い時間で
戒斗の「とりあえず頭を休めよう」の一言でシャワーに入るなりして寝た。





――――朝

起きると良い香りがした。

「冷蔵庫のモノ勝手に使いました」

なんて言ってAが戒斗やペコにご馳走していた。



俺に気付くと

「な、何か飲み物は・・いりま、すか?」

まただ、俺も恐怖の対象なのか?


「普通のお茶!」「コーヒー」

とオーダーを受けて作った。


「はよっ・・」

「オハよーザック!」


戒斗は無言だ。



__強者強者と言っていたお前が親に抵抗も出来なかった
Aという弱者をここまで気に入るとは思わなかった__


そう俺の黒い心は呟いた。

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アイカ(プロフ) - 幸部若さん» なるほど! (2015年7月27日 23時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
幸部若(プロフ) - アイカさん» コメント有難うございます!佐野岳さんのtodayで40秒以内にクリーム〜の話を参考に17話書かせて頂きました(*^_^*) (2015年7月27日 23時) (レス) id: 9dc5aa830c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 流石戒斗さんwww (2015年7月27日 23時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸部若 | 作成日時:2015年7月5日 23時

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