◇百三十一、 巫女と巫女 ページ38
現在、空術を使い、建物すれすれの状態で飛行中。。
最上階の近くに近くに連れ、何かの気配…じゃない、感情…？殺気…のようなものが強くなっている。
今まで感じたことのないモノだ。これが本当に人間なのだろうか。
考えているうちに森さんが居るであろう最上階の窓まできた。中を見てみると、何故か中也さんが居た。地味に怖い、、
だが、その視線の先に居るのは…
『…巫女？』
そう、巫女。私と同じくらいの、女の子。
その子を見たと同時に、彼女が握り締めている神楽鈴が鳴った。
こちらを、見た。
何かの危機を感じ、後で弁償するつもりで窓をぶち破った。私は素早く例の大幣を取り出し、そしてその破片を、
『草原賛歌！！』
彼女めがけて飛ばした。
…すると、当たると予想された思考が反転した。
違う、全ての…私の攻撃が、反転した。
『…っ！？』
驚きを抱きながらも破片を避け、避けきれない物は大幣で防いだ。
今なんで…私の攻撃が、戻ってきたんだろう。
「おいA、一体これはどういう事なンだ？！」
『いや私も、何がなんだか…。』
混乱する中也さんに何を説明していいのかも分からない。
否、とりあえず話は後だ。今はこの子を止めなければ…！
私は室内に着地し、森さんと中也さんを背後で守るように立った。
『下がってて下さい！…剣魔・光線切！！』
大幣から放たれたいくつもの光線が彼女をとらえる。
＿チリン。
しかし彼女はそれを止めた。光線が光を失い消えていく。
『な、』
そしてまた、彼女の鈴が鳴り＿
「＿水彩風月。」
至近距離でそう囁かれた刹那、私は再び窓をぶち破った。
『…っ、』
強い衝撃。
突然空に放たれた今の状況では、すぐに空術を作動することは出来ない。
これじゃ負けると攻撃を仕掛けようと試みるも、敵はすぐ近くまでやってきていた。
「…また、会えたね？」
そう呟いた彼女の神楽鈴は、美しい程輝いていた。
＿チリン。
彼女の音色を最後に、私は意識を失った。
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ふぃりあ(プロフ) - 獣兎さん» ありがとうございます！！ そう言ってもらえてとても嬉しいです。´∀`*)b (2017年10月8日 17時) (
レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 今迄この作品を読ませていただいてました。とても面白かったです！ 更新を楽しみにしておりました*(^_^)* (2017年10月8日 16時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - 桜刀/夢悪蝶さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです…、更新頑張ります！ (2017年9月28日 21時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
桜刀/夢悪蝶 - 続編おめでとうございます！ 文ストはあんまり見ないけど、ふぃりあさんの作品を見て興味をもちました！ 投稿頑張ってください！ (2017年9月28日 20時) (レス) id: 1ef74e7ff5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃりあ(プロフ) - Maiさん» ココ、コメントありがとうございます！(･･、) そうなんですね！私も初めて知りました…。これで更新頑張れます。 (2017年9月19日 22時) (レス) id: 260828f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぃりあ | 作成日時：2017年9月17日 19時
