迷い込んだのは… 一人の巫女？ 肆 【文スト】

◇百七、 何の気配 ページ11

浴衣に着替えて更衣室の外に出ると、男子組達はもう上がっていた。

みんな浴衣似合ってるな、乱歩さんが大人に見える。


あれ、フルーツ牛乳飲んでる…？



『フルーツ牛乳いいですね！私はコーヒー牛乳にしようかな…。』



売店のおばさんにコーヒー牛乳をもらって、一気に飲んだ。半分だけ。



『ぷはっ美味しい！』



風呂上がりといえばコーヒー牛乳だよね。すごく美味しく感じる。

さてさて、そろそろ戻りましょう。



国木田「そ、そろそろ戻るぞ。


敦「そうですね！ 湯冷めしたくないですし。」


『はーい。』





本当に修学旅行みたいだ。
その場合国木田さんが先生…かな。




廊下を歩いている途中、私の感覚に何かが引っかかった。

…何だろう、この気配…？



鏡花「…A？」




鏡花ちゃんに呼ばれて我に戻った私は、返事をしてまた歩き始めた、

さっきのは一体何だったのだろう？



その答えは見つからないまま、部屋に戻った。その時同時に、鈴神も何かを感じたようで険しい顔をしていたのを、私は見逃さなかった。




ー部屋ー



太宰「おかえり〜、みんな浴衣似合ってるね」

『私だけ見ながら言わないでくれますか…？』



帰ってきた途端、さっきまでの緊張感がまるで消えてしまった。
雩鈴、大丈夫かな…。みんなと仲良くなれるといいけど…。


雩鈴の心配もしながら見送って、残りのメンバーはそれぞれにだらけた。

私と鏡花ちゃんで手遊びをしたり、スマホでゲームをしたりした。



すると流石鏡花ちゃん。手先が器用でゲームがすごく上手。

指スマとかもやってみたんだけど、後半すごく負けてしまった。
みんなが帰ってきたら、人犬とかしたいな。

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