#２９８ ページ8
「そうよ。5歳」
「最初はビッチ姉さんにお母さん務まるのかよって思ってたけど、めちゃくちゃお母さんしてるよな」
「そりゃね。この子を守らなきゃいけないもの。しっかりしなくちゃ」
結衣ちゃんを見つめるイリーナの目は、お母さんそのもの。
「ねぇ2人とも婚約したの〜？」
『おお〜??急に方向転換したね？陽菜乃ちゃん』
「どうなんですか？旦那様〜」
隣に座る業に、莉桜ちゃんが絡む。
「したよ」
「「「「おおおおおお!!!!!」」」」
「ヒューヒュー♪」
「お互い仕事に慣れたら、籍入れようってね？A」
『うん！2人ともまだ始めたてだからね』
「あれ、そういえば皆に言ったの？あの事」
イリーナにそう言われて、「あ…」と声を漏らす。
烏間さんとイリーナ、業には事前に言ってたのだが…皆に伝えるの忘れてた。
「え、何？あの事？」
『ふふ。
実は!!
椚ヶ丘学園理事長になりました〜!!!!』
「「「「「ええええええ!?!?!?」」」」」
「え??」
「ど、どういう事〜!?!?」
「…25で？名門校の理事長…??」
「すごーい!!!」
『これで皆旧校舎行く時に学校に入る手続き楽になるでしょ〜？』
「とっても助かりますけど…なんで理事長になろうと…？」
『お父さんが設立した学園だもの。赤の他人に渡すのは少し癪に障るなって』
「…なんて言うか、そっくりだね。業も同じようなこと言ってたよね」
渚くんがそう言って、業の方を見た。釣られて業の方を見ると恥ずかしいのか耳を赤くさせていた。いつもいじられてるお返しと言わんばかりに渚くんが悪い顔をする。
「あの山を買い取った理由、確か「Aの思い出の場所を赤の他人に荒らされたくなかった」だったっけ？」
「「「『えーーーー!?!?!?』」」」
初耳のその事実に、私は隣を向いた。
『そうなの!?』
「…悪い？」
『悪くないけど、え〜!?嬉しい!!お父さん達に言ったら喜ぶよ』
「まじ…？それ挨拶の時言ってみよ」
『…あい、さつ？』
「…結婚すんなら挨拶しなきゃでしょ？遅かれ早かれ1年以内には挨拶に行くことになるんだから」
『そ、そうですね…？』
「Aのウェディングドレス姿綺麗なんでしょうね」
『イリーナには負けるでしょ…』
「2人の結婚式で1番泣いてたのAちゃんだもんね」
「釣られてビッチ姉さんも泣き出して大変だったよね」
「『…う、』」
あの日ほど涙腺が崩壊した日は…、あ、あるな。業が大学に合格した日だ。
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ゆあ(プロフ) - ミルメークさん» コメントありがとうございます！！妹ですか…、了解しました！落ち着いたら描きますのでお待ちください(*^^*) (3月30日 14時) (
レス) id: 055e3334f7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - 次は浅野くんの妹をイメージして作って欲しいです！ (3月14日 2時) (レス) id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - お疲れ様でした！次回作も是非作って欲しいです！！！ (3月7日 22時) (レス) @page18 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - エリザベス四世さん» わざわざ長文でありがとうございます!!とってもモチベになります。後日談も出す予定なのでお待ちいただけますと幸いです!! (12月1日 7時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 莉星さん» ありがとうございます!!後日談も出す予定なのでお待ちいただけますと幸いです!! (12月1日 7時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2023年11月27日 22時
