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椚ヶ丘中学校卒業式。
保護者席で、学秀や皆の晴れ姿を目に焼き付ける。お母さんが泣き始めて、それを慰めるので必死だったけども…。
卒業式が終わり、お母さんはご馳走を作るために先に帰るという。…さて、残る問題は…とロビーで話し合う皆を見つめる。一応策は練ったけどなぁ。と考えているとﾊﾞﾀﾝｯﾄﾞﾀﾝｯとドアの向こうから人混みがやってきた。
「卒業式が終わったようだぞ！」
「それ、インタビューだ！！」
「E組の皆！話聞かせて！！」
防衛省の人達の制止を押し切り、雪崩込むように入ってくるマスコミ達。
「皆早く駐車場へ！バスを待機させてある！」
「一言聞かせて！」
「今どんな気分ですか？」
「本当に君達が殺したの？」
「………!!!」
皆に近づこうとすると私
皆を守るようにしてマスコミとE組の皆の間を通り抜けるA組の皆。
『(か、かっこい〜〜!!!!)』
学秀をセンターに榊原くん達が並ぶ。
「な、なんだ君達は！邪魔するな！」
そう言った記者の顔をｸﾞｲｯと押したのは、瀬尾くんだった。
「見ての通り卒業生だよ。てめぇらこそ人の花道邪魔すんじゃねぇ」
「君達の強引な取材姿勢には僕等も随分迷惑した。編集してネットに告発しようかね〜？」
「全員顔憶えたしな、ｷﾞｼｬｼｬｼｬｼｬ」
「さ、僕等に隠れて駐車場までエスコートしよう」
「おいおい、後輩達が頑張ってんのに先輩の俺等が守らなくてどーすんだ？生徒会長」
成瀬くんが笑いながらそう言ってきた。
『ははっ、そうだね？』
記者からE組のみんなを守ろうとするA組の子達を内側にして、私達高等部の3年生で外側を固める。
「姉さん!?」
『弟が守ってるのにお姉ちゃんがやらなくてどうするの？』
「……その小さい体でどうするつもりだ」
『今いい所なのに!!!!!!』
「…助かった、ありがとな」
『きゃわ〜〜♡私の弟がこんなにかっこ可愛いなんて』
「はぁ…。赤羽、ほとぼりが冷めた頃たっぷり吊るし上げて吐いてもらうぞ。君達をここまで育てた担任、殺せんせーとやらの話をな」
「別にいいけど、浅野クンの固い頭じゃ全部理解は難しいかな〜」
その会話に私は口角を上げた。学秀は学秀なりに皆との絆を感じていたらしい。
学秀は、私の方を見て少しだけ眉を顰めた。
「…姉さん。理事…父さんの事だが」
『大丈夫。私に任せて』
にっこり笑うと、学秀は怪訝そうに私を見た。
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ゆあ(プロフ) - ミルメークさん» コメントありがとうございます！！妹ですか…、了解しました！落ち着いたら描きますのでお待ちください(*^^*) (3月30日 14時) (
レス) id: 055e3334f7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - 次は浅野くんの妹をイメージして作って欲しいです！ (3月14日 2時) (レス) id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
ミルメーク(プロフ) - お疲れ様でした！次回作も是非作って欲しいです！！！ (3月7日 22時) (レス) @page18 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - エリザベス四世さん» わざわざ長文でありがとうございます!!とってもモチベになります。後日談も出す予定なのでお待ちいただけますと幸いです!! (12月1日 7時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 莉星さん» ありがとうございます!!後日談も出す予定なのでお待ちいただけますと幸いです!! (12月1日 7時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2023年11月27日 22時
