幽霊の見える小学生になった件

九件目 ページ10

只今尋問をうけてます。助けてください。
《なぁ。嬢ちゃん。嬢ちゃんがみていた方向とは逆の位置に紅茶のカップがあったぞ。》
それだけで怪しむんか警察！
《それにさ、君おかしいんだよね。》
妖艶に笑う萩原。
美し((
『おかしいって何が？』
真顔で答える。
《子供らしくない！！その顔！》
『何が言いたいんだいコノヤロー。』
《めっちゃ喧嘩腰だな…》
グラサンに言われたくないな…。
言っちゃう？
言ってしまおうか？
幽霊常にいるから動きにくいし。
原作知ってるンゴ！って言ったら協力してくれるだろうし。
ていうか疑われることはコナンくんと安室とかだけでおけよ。たぶんもうすぐお茶会が終幕するはずだ。
ネタバレ行為を行ったので疑われるだろう。
まぁ安室さんはコナンくんのお陰で疑わないかも(？)
どっちにしろ幽霊には言った方がいいだろう。
この後に緋色シリーズが始まってしまうし。
《聞いてる！？》
『ごめん黙祷を捧げてた。』
《なんだこいつ。》
『…あのさ。この世界以外にも世界があるって言ったらどうする？』
「「「「嘘だと思う」」」」
『おおう大合唱。コンクールでもでる？』
《でねぇよ。》
『松田ツッコミてんくす。私さ、別の世界から来た人なんだよね。』
「「「「え」」」」
かえるのうたでも合唱しますか？？
『この世界は漫画の世界でサー。』
《待て待て待て。情報量！！どういうこと！？別世界って！》
『あ、パラレルワールドともいいますね。』
《そういうことじゃない！》
『なんていうか、私一度死んでます。』
《初耳！》
《半分幽霊じゃねぇか！》
『そーいうこと。』
《で？漫画の世界って？》
『ここは"名探偵コナン"という推理物の漫画なんです。』
《コナンってあの小さい？》
『うん。主人公様だよ。』
《俺じゃねーのかぁ。》
なに残念そうにしてるんだ萩原。
《てことは、ゼロのことも知ってたってわけ？》
『そういうこと。私演技達者なんでバレなかったみたいですね。』
《あの時隠さなくて良かったのか…》
そういうことだ。
『あと、』
《まだあるのか…》
『これから先起こることが少しわかります。』
《漫画の世界だからか。》
『完結していないのでどうなるのかわからないんですけどね。』
神のことと、私の前世は伏せておく。
幼女(29)ってバレたくないのだ。
ブタ箱はごめんだね☆
『と、いうわけでこれからもよろしく！』
触れられないのに手を出す私。
すると、幽霊たちも手を出した。

『え？』

ふふふふ触れられる！？

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