幽霊の見える小学生になった件

二十六件目 ページ26

箸休めにどうぞ！

風見side
降谷さんが預かっている子供が最近怖いと感じます。
「あー、Aがかわいい。」
何徹目なんだろうかこの人…。
『つい最近預かった子供でしたよね？』
とりあえず相づちを打つべきだろう。
「そうだ。」
『どんな子供なんですか？』
降谷さんをここまでにさせる子供とは。どんな子供なんだろうか。きっと可愛らしい子供だろう。
この人にも"可愛い"という感情があるんだな…
当たり前のことを思ってしまう。

「すごい子でね、家事が一通りできる。」
『…え？』

んん？たしか小学1年生だったはずじゃ…？

『お、お言葉ですが、おいくつなんですか？』
「コナンくんと同じ7歳だよ。」

…ななさい？

最近の子供はすごいんだな…？？？
(ちなみに風見さんはすんごい疲れている！)

『すごいですね、降谷さんが教えたんですか？』
「いや、教えなくてもやっていた。」

この人の家系はすごい人しかいないのか？？？
教えなくてもできる子供がいるのか？？
いや、前の親御さんがしっかりしていたに違いない。だって降谷さんの親戚だもの。

「さすがに台所にたっていたときはビックリしたね。」
『え？料理もするんですか？』
「さっき家事一通りできるといっただろ。」

料理する小学一年生だと？？？

降谷家がある意味怖い。
料理はさすがにコナンくんはできない筈だ！
いやいやもしかしたら簡単なものかもしれない。

冷凍食品とか。
今の降谷さんは典型的な親バカな筈だ。

『ど、どんな料理を作るんですか？』
「昨日はハンバーグをつくっていたよ。今度は一緒に作るんだ。」

ふぁ？？？
は、ハンバーグだ、と、？
そんなもの私でも出来るかわからないのだが？？
どうしよう、降谷家が怖い。
なんて家だ…！

それからも続く降谷によるうちの子自慢を聞かされる風見だったが、降谷家こえーしか思わなかった。

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