私に貴方達のような翼は無い。【文豪ストレイドッグス×ハイキュー！！】

及「二話目！」 ページ4

香織side



？「おはよぉございまぁす！」

爽やかだった朝には甘過ぎる声が響いた。

可愛いと思う人も居れば、不愉快だと思う人も居るだろう。

私は断然、後者の方だ。

彼女は緒花結衣。
一年生で私の後輩マネージャーであり、依頼で調査を頼まれたグループのご令嬢。

此のグループは何処にも属さない。要するに後ろ楯が無いわけだ。
だから確実な証拠さえあれば簡単に潰せる。

だが、より多くの証拠が欲しい為一年も調査を続けているわけだ。

そして彼女、かなりの面食いで、顔目当てでバレー部に入った。

あと、私はまだ何もされてないが、虐めの主犯格。
で、成績はお世辞にも佳いとは云えない。

だけど親が権力者だから周りも恐れて何も云わない。

まるで絵に描いたような悪女。

其が彼女＿＿＿緒花結衣だ。

まぁ結局は親の権力に頼ってるだけの人だから
グループさえ潰せれば何も問題は無い。

その前に何か仕掛けてきたら容赦なく潰す心算だけどね？

あ、此ってフラグってやつなのでは？

わぁ、回収しないように頑張ろー。

結「せーんぱいっ！」

………待って、早いよ。
考える時間も何も無かったじゃん。

取り敢えず後ろを向くと、満面の笑みで立っている緒花さん。
凄く怖い、かなり怖いよ。

香「何？緒花さん。」

結「先輩、ウザいんですよ。」

一瞬にして笑顔は消えた。

目には憎悪やら嫌悪やらが混じっていた。

あーあー折角可愛い顔してるのに。

結「だから、消えてくれません？」

はい来ましたお決まりの科白ー。←

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