【クロロ】手の届かない場所に ページ15
現パロです。
暗い表現があります。
苦手な方はブラウザーバック推奨。
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前世のことなんて覚えていないことの方が当たり前だ。
覚えていたって得することなんてないのに。
事の始まりは、新学期だ。
校長先生の長々しい話お聞き流し、そろそろ終わりかと思った時、新任の先生の紹介が始まった。
そんなことは、当たり前だと言えば当たり前なんだけど、その期待は打ち砕かれた。
『二年生の国語を担当することになりましたクロロと言います。宜しく。』
にこりと爽やかな笑みを浮かべ、クロロと名乗った男性教師は日本人とは思えない風貌に名前。
初めて見るはずなのに、何故か既視感があって、でも思い返してみても会った記憶はどこにもない。
そんな違和感を覚えながら全校集会は終わりを迎えた。
教室に戻り、自分の席についてあの先生のことを思い返す。
いかにも女子受けがしそうな感じ。
うーんと唸る私をよそに賑やかだった教室がより一層賑わった。
否、黄色い歓声が上がった。
何事かと窓の空に向けていた視線を教室へと戻すとあの新任教師の姿があった。
『みんな席について。
ホームルームを始めるよ。』
普段荒れている女子が素直に言うことを聞くと怖さが増す。
これが女子かと思いながらも私も女子だった。
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結梅(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!! (2020年6月3日 9時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリンチー - 楽しみに待ってます! (2020年2月23日 3時) (レス) id: 93c5d350f5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - クラピカぁあぁあっ!なぜ殺したぁあぁあ!! (2019年10月31日 23時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - キルアのかわいさに脱帽した (2019年7月25日 7時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カエデ | 作成日時:2019年7月23日 4時