マネージャーは猫が好き

10匹 ページ10

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A side




『矢巾〜、ノート貸して〜』




古典の授業、
つい寝てしまいノートを取り損ねた私は
同じクラスにいる矢巾の元へ行った


彼は間食としてクッキーを食べていた




矢巾「どうせお前寝てたんだろ？
ったく、それで点数が取れるんだもんな、
まじで喧嘩売ってんのか？」




グチグチ言いながらも引き出しからノートを取り出す矢巾は多分ツンデレなんだと思う。

私はお礼を言いながら
矢巾が手に持っていたクッキーをかじる


彼は立ち上がって怒り出したので
慌てて逃げ出した



私の前でクッキーを食べるのが悪い！！

自分の席に戻るとなこがクッキーを食べていた


すかさず私が口を開くと
彼女は快く口の中に入れてくれる

ん〜、このクッキーはバター風味！
ホロホロクッキー大好きなんだよね〜





「古谷、矢巾ちょっといいか？」





なことクッキーを食べていると、
教室の入口に岩泉さんが立っていた





『合同合宿…ですか？』

岩泉「あぁ、今度の連休に何校かの学校とで合宿するんだ。本当は今朝の練習で言う予定だったんだけどな…」




そう言って遠い目をする岩泉さん。

あぁ、なんだか頭に
テヘペロする及川さんが浮かんだ




岩泉「取り敢えず今日は練習休みだし早めに渡そうと思ってな」

矢巾「あの、及川さんは？」




合宿のプリントを貰い、
岩泉さんの目線を辿ると、


廊下の先で2年女子に囲まれる及川さんの姿が
本当に岩泉さんお疲れ様です。




私と矢巾は同情の目で岩泉さんを見つめ、
2人揃って叩かれてしまった

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