マネージャーは猫が好き

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次の日の放課後、約束通りジャージでハンカチを入れた袋片手に体育館へ向かった


感謝の気持ちを込めて家にあった牛乳パンもオマケに詰め込んで




体育館の扉からそっと中を覗き込むとネットを組み立てる人の姿が


バレー部なのかな…？




「おい」

『ひぅっ！！』




後ろから急に肩を捕まれ低い声で呼ばれたことに変な声が口から出た

そっと振り返ると見覚えのある人が





『あ、岩泉さん…』

岩泉「んぁ？…あ、ねこたにじゃねーか」

『こたに、です！……えっと、何故岩泉さんがここに？』


岩泉「俺のセリフだ、なんでお前がここにいんだよ及川目当てか？」

『あ、はい。及川さんに借りたものを返しに……


及川「あっ！小谷ちゃん！来てくれたんだね〜！！」





及川目当てか？
そう聞いた時の岩泉さんの顔がしかめっ面だったのに疑問を抱きながらここに来た経由を話そうとした時後ろから及川さんが抱きついてきた



びっくりした私はそのまま腰を低くして及川さんを投げ飛ばしてしまった




『あああ！！すっ、すみませんっっ！！
つい！びっくりしてしまって！！』


岩泉「気にするな、さっきのはあいつが悪い。
……で、なんでここに？」


及川「岩ちゃん無視はないでしょ！！
Aちゃんはね〜、マネージャーしに来たんだよ！」


「『は？/え？』」



勢いよくこちらを向いた岩泉さんに懸命に首を振る




『知りません知りません！！私そんなこと言ってませんっ！！やっやりませんよ！？こんな人の多いののマネージャーなんて！！やったことも無いですし！！』




混乱で首を振りながら話す私に落ち着けと岩泉さんが頭を叩いた



岩泉「どういうことだよ及川」


及川「まっ！とりあえず話は後で！
主将と監督には話しといたからAちゃんは2階で見学ね！」




そう言って背中を押す及川さんに
私は帰るタイミングを失い

とりあえず見ていくことにした

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