4杯目 ページ5
「ほんと、何でも知ってるんだね・・」
太宰さんの顔は笑いながらもどこかぎこちない。
「何でも、ではないですけれど大体は」
私は洗い物のグラスを拭きながら答える。
「どこまで知ってるか聞きたいですか?」
「・・・・・・」
―――――――――――
「いや、それはまた次回にしておくよ」
太宰さんはグラスのお酒をグイッと一気飲みした。
「そうですか」(ニコッ)
それは残念。
「では、次回いらっしゃってくれるのを楽しみにしてますね」
「それは嬉しいね、美女にそんなセリフを言ってもらえるなんて」
「私は美女じゃないですよ」
太宰さんは軽く笑って店のドアに手を掛けた。
出る瞬間
「今度来たときは、ありのままの貴方とお話ししたいものだね」
パタン
なかなか嬉しいこと言ってくれるじゃないですか。
その時一瞬口元が緩んだ気がする。
513人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時