【煉獄杏寿郎】全力で救いたい！【トリップ】

肆 ページ6

「遅れてすまない！！君、大丈夫か！！出血が多いな！」

推しの声が聞こえる…。推しの顔が見える…。少し焦ってる顔してる可愛い…。

てかなんかほんのちょっとだけ幼い？
いや夢か。いやこれこそ来世なのでは。とりま可愛い。

てか炎の呼吸って本当に炎が見えるんだ…なにそれ知れたの幸せ…。

後ろの方で鬼が灰になってる。
なんか叫んでるけどお前なんかの声より煉獄さんボイス聞いてるから何も聞こえないもんねー。

てか腕を優しく包まれてる気がする、え？包帯？私推しに手当されてる？好き…。死ぬ…。

『あ、の、私…』
「喋らない方がいい」

あ、すみません。
呑気に自己紹介しようとしてたわ。

もう大丈夫だぞ、と声をかけ続けてくれる煉獄さん。愛してるぅ…。
どっと安心感が押し寄せて、なんだか眠たくなってきた。

「うむ、安心して眠るといい！君は責任を持って俺が蝶屋敷へ連れていこう！」

えぇなにそれ好き…。

そう思った瞬間意識を手放した＿＿＿＿＿。









.









目を開けたら知らない天井でした。

「あらあら〜、目が覚めたのね！」
『ぇ…ぁ…？』

天井を見ていたら、美しい顔が現れました。
あ、え！？！？カナエ様では！？！？
驚きすぎて喉死んだ。

「意識ちゃんとしてるかしら…聴こえる？これ何本？」
『さん、ぼんです』
「よかったわ〜！大丈夫そうね〜」

指何本って本当に聞かれるんだ。びっくり。
てかもしや、もしやここって！！！

『ここ、は…』
「ここは蝶屋敷っていってね、鬼殺隊の病院みたいなところね。あ、私は胡蝶カナエといいます。よろしくね〜！」

キターー！！！！
いぇーいオタクくん見てるぅ？？今私蝶屋敷にいまああああす！！！(テンションMAX)

いかん、ここは何も知らないふりでいかねば。

『鬼殺隊って…？』

演技は完璧である。
そう思ってたらカナエさんとは違う声が聞こえた。

「文字通り、鬼を殺す組織です」

アニメ版でも聞いた、しかしあれよりもかなりきびきびとした声。
そう、胡蝶しのぶ様です。
うおあああああああああ(発狂)

『鬼…』
「貴方も襲われたでしょう。信じられないかも知れませんが、人を喰うバケモノが存在していて、それを私達は鬼と呼んでいます」

いやぁ…色んな意味で信じられない。まじで鬼滅の世界じゃん…。

「この子は胡蝶しのぶ。私の可愛い妹よ〜」
「ちょっと、姉さん！！」

はああああ可愛えええええええええ

伍→←参

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す