か な で ろ 参 【鬼滅の刃】【不死川実弥】

061 ページ3

柱になって数ヶ月









柱としての仕事にやっと慣れてきた


柱は警備担当地区が広く、任務が多くなる

鬼の情報収集もしなくてはならないし、空いてる時間は自身の剣技の向上の為に訓練をする









『…はずなんですけどね!?
なんで定期的に甘味処に呼び出すんですか…

ねぇ、不死川さん…』




風柱、不死川さんは鎹烏を通じてよく私を呼び出していた

理由はもちろん私が不死川さんはおはぎが好きだと知っているからだろう




不死川｢まぁそう怒るんじゃねぇよォ｣


『見るからに暇な時はずっと訓練してそうですけどね』


不死川｢もちろんしているぜェ
ただな、おはぎは生命線なんだァ
毎回毎回俺1人で甘味処来るのも癪だからよォ｣


『甘露寺さんじゃダメなんですか？』


不死川｢あいつ連れてくると伊黒がうるせぇからよォ…｣


『あー…はい、わかりました
とてもわかりました

にしても不死川さん、なんで私なんですか』


不死川｢1番暇そうで呼んだらすぐ来てくれるだろォ？｣


『そりゃ呼ばれたら来ますよ…同じ柱とはいえ上官なので…
というか父上とかでもいいじゃないですか』


不死川｢男2人で甘味処は悲しいだろォがァ｣


『それじゃあそろそろ恋仲でも作ってくださいよ…
…あ、すみません、不死川さん見た目怖いので恋仲なんて夢のまた夢でしたね…』


不死川｢捻り潰すぞォ｣


『そういうところですよ』


不死川｢逆に聞くけどよォ、お前は俺の事怖くねぇのかァ？｣


『もちろん最初はものすごく怖かったですよ
体は傷だらけだし、話し方も怖いですし、おまけに顔も怖いですから
でも今は、私は優しい人だって分かったので怖くないです
その傷だって誰かを守るためについた傷ですもんね
まぁでも毎回毎回会う度に傷増やしてくるのはちょっと心配ですけどね』


不死川｢…そーかよォ｣




そういう不死川さんはちょっと照れていたような気がした

062→←響の呼吸

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す