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『はぁ……やっと静かになった』





冨岡さん、寝落ち

煉獄さん、寝た

伊黒さん、寝落ち

父上、寝落ち





『このまま放っておいていいですかね、不死川さん』




この戦争、唯一生き残ったのは不死川さんであった




不死川「放っておけェ、そのうち起きんだろォ」


『そうですね、不死川さん、まだ飲まれます?』


不死川「さすがにもう飲まねぇよォ」


『そうですか、では机の上のもの片付けちゃいますね』


不死川「手伝う」


『あ、ありがとうございます
不死川さん、お酒強いんですね』


不死川「強かァねぇよォ
自分の限度をしってるだけだァ
響波、よく聞けよォ」


『はい?』


不死川「酒は飲んでも飲まれるな」




酔って寝落ちた3人を見回す




『…よく心に留めておきます』


不死川「よし、とりあえずこんなもんかァ?
皿洗いするかァ?」


『いえ、雛鶴さんに
使ったお皿は水につけておいて置くだけでいい、朝起きたら洗うから
と言われたので洗わなくて平気です』


不死川「そうかァ、じゃあ寝るか」


『そうですね、お布団案内します』


不死川「ありがとよォ」


『いえ、ここのお部屋です
お好きな布団で寝てください』


不死川「人数分用意してもらったのに申し訳ねぇなァ」


『いいんですよ、別に』


不死川「余ってるしなんなら一緒に寝るかァ?」


『へっ』




心臓が飛び跳ねた気がした

薄暗い中、月の明かりが少し部屋に入っていて、不死川さんを照らしていた

いつも見ている胸の開いた隊服がなんとなく趣を感じた




…何を考えてるんだ




不死川「…冗談に決まってんだろォ、なんて顔してんだ」



でこぴんをくらった、痛い




不死川「おやすみ」




そういってそっぽ向いた不死川さん




『お、おやすみなさい』




小っ恥ずかしくなって早足で部屋を出た



なんだこれ、なんだこれ

全部の体温が顔に集中してるような

体から心臓が出てきてしまいそうな

それでいて苦しくて抑えたくなるような




なんだよ、これ…!!









.









.









.









不死川(なんであんな顔してんだ、くそがっ

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心裕(プロフ) - 毎回更新楽しみにしています!何ので続けて欲しいです! (2019年11月8日 20時) (レス) id: f4990c4ae0 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのかわ(プロフ) - 更新は続けて欲しいです!とても素敵な作品なので楽しみにしてます! (2019年11月8日 18時) (レス) id: bd0b20647b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新続けて欲しいです!この小説大好きなので!私はあまり被ってるのとか気にしないです。 (2019年11月8日 17時) (レス) id: 50f2a93112 (このIDを非表示/違反報告)
たまきゆら(プロフ) - 冷月さん» わー!!嬉しいです!これからも頑張ります! (2019年11月7日 12時) (レス) id: 210adaaa32 (このIDを非表示/違反報告)
冷月 - わー!!この話すっごく好きです!これからも頑張ってください! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 0628a6c5b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまきゆら | 作成日時:2019年11月5日 0時

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