【HS J】パパ活男の娘【水×赤】 (ページ3)

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今日は黒いスカートにピンクのフリルシャツで
ウィッグは黒髪ロングをツーサイドアップにして、ヘアピン多めでリボンもたくさん

「よし、」

さっそく依頼を受けて、日程調整して今に至る。

パパは基本忙しくて時間調整が面倒臭いうえに、平日の仕事終わりの時間帯が多い。
なのに何時でも大丈夫です、なんてホントに何者なんだろう。

ショーウィンドウで前髪をチェックしたら集合場所に。
身長180に短髪でジーンズと…。

「あ、」

え、分かりやすく身長高くてジーンズを履いた男性がスマホを見ながら立っているけど、まさか…これ？

どこかのモデルかと思うようなスタイルに、雰囲気から爽やかなイケメン。

ますますこんな女装専用パパ活サイトを利用する意味が分からなくて、やっぱり伊野尾ちゃんのアドバイス通りに辞めときゃ良かったかな、と思う。

何かの間違いかと周囲を見渡すも、彼のような年代の高身長で誰かを待っているような様子の人は見当たらず、時間になってしまった。

「す、すみません…」

本来なら絶対したくない初見の人に声掛けを仕事と割り切ってする。

あ、声作ってるのもあってちょっと裏返った。

「中島さん…ですか？」

「はい…。あ、君がレオちゃん？」

見た目通り爽やかな声で呼ばれる仕事用の名前。
マジでこの人なのか…。

「あ、良かった！中島さんですね。初めまして、レオです。」

いつも通りの営業スマイルでニコニコと対応する。
…のに、何故か中島さんはその顔を引き攣らせていた。