【呪術廻戦】高専肉食系男子多い説を男子が証明しようと思います 2

肉食系×漆拾弐 ページ36

受け流す拳、繰り出す脚


「A！」

「りょー……かいっ！」


振る會獣落、同時に拳


「いいぞいいぞマイブラザー達！！」

「マイブラザー！？」


それを東堂は軽く避け、武器ごと背負い投げする


体を捻り着地するふたり。

そのうちのAは會獣落を背面に仕舞いながら、思い出したように眉を下げた


「あぁ…ちょっとさ、謝りたいことあったんだ、とーどーせんぱい」

「なんだ？マイベストフレンド」


拳を止める東堂

動きを止める虎杖


なんだなんだとふたりの視線を感じながら、Aはにかっと口角を上げた


「……俺、スレンダー派なんだよね！！」


瞬間、東堂の脳内に駆け巡るひとつの考え


偽りの友…成程……高田ちゃんのセカンドシングル収録『ライバル！』！！！

成程…マイベストフレンドが出来た後に必要なのは、必然的に……


ライバル！！！！！！！


という妙な経緯を持ちながら、その結論を導き出した東堂は、焦りを見せる虎杖を他所にAの目前に指を指す


「やはり流石だな…葛葉A」

「……選択肢間違えたかもどうしよう悠仁」

「あぁ……」


呆れるふたり、東堂は空気を受け止めるように両手を広げた


「気に入ったマイファーストライバル Mr.葛葉」

「……。」

「ドンマイ、A」


冗談めかしの顔でAの肩に手を置く虎杖

刹那、何メートルか離れていた筈の東堂の拳が、




.




＿＿目の前に

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