52話 ページ13
飛んできたボールを全て研磨さんの所にレシーブしてる……
『あ……』
研磨さんがツーアタックし梟谷のコートにボールを落とす
『(分からなかった……)』
それくらいに、平然な顔をしてツーアタックを落とした。そしてそれから研磨さんを見ていると、目線でフェイクを入れたりと、何かと頭を使ったようなプレイをしていた
『(研磨さんが“脳”なんだ……)』
あの円陣の意味が分かった気がする
血液は研磨さん以外のみんな、脳が研磨さん、研磨さんを活かすためにみんなが確実なレシーブをする
……
『お疲れ様でした』
試合が終わり、ドリンクを配る。結果は負けた。途中木兎さんの調子が悪いと思ったら、後から追い上げられ敗北
「ありがとな」
黒尾さんに手渡す
「どうだった?試合」
『凄かったです。レシーブが安定してて、あの円陣の意味も分かった気がします』
「おぉー、そりゃ良かった。瀬良ちゃんに褒められるとなんか嬉しいな」
『なんですかそれ』
「あれれ?照れてるのかなー?」
『黒尾さんって胡散臭いですよね』
「おい!」
「仲良いなお前ら」
『仲良くないです』
「えー!俺達は仲良しだもんねー」
『寝ぼけてるんですか?』
「瀬良ちゃん辛辣!」
とんだ茶番だ。黒尾さんは先輩感が薄い気がする
……
全ての試合が終わり、帰宅準備をする
「えー!瀬良帰っちゃうのかよ」
リエーフが叫ぶ。音駒の人とすっかり仲良くなり、1年生は全員呼び捨てで呼ぶくらいには仲良くなった。リエーフは呼びやすいから名前で
「仕方ないよ。さすがに合宿所とかは無理だし、瀬良も泊まりだと色々と大変だし」
「ちぇっ!」
『また明日、来るから。また明日ねリエーフ、芝山』
「「またね/またな!」」
リエーフと芝山に別れをいい、帰る。帰る途中黒尾さんに会い、見送りをしてもらうことに
「結構暗いけど大丈夫か?」
『割と近いので大丈夫です』
「そ、まぁ瀬良ちゃんなら変なやつ来ても一人で倒せそうだよな」
『それ、どういうことですか』
「えー?分かんない?」
『黒尾さんは不審者と勘違いされそうですね』
「ちょっと瀬良ちゃん?」
少し及川さんに似ている感じがする黒尾さん、黒尾さんとはこうして言い合いをする仲である
272人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無気力boy(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉感謝しかないです(´ー`) (2020年6月28日 22時) (レス) id: aded513bd5 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 不思議涙余韻に浸ってました。とても感動しました (2020年6月27日 22時) (レス) id: 34d527f6b4 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございますm(*_ _)mそう言っていただけるとすごく嬉しく励みになります……!最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年4月1日 13時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー - 凄くいいお話でした。 (2019年4月1日 11時) (レス) id: 269ec57400 (このIDを非表示/違反報告)
無気力boy(プロフ) - カメックスさん» コメントありがとうございます。表情につきましては潰される直前なのですが、こればかりは僕の文才力の無さですね……ご指摘ありがとうございますm(*_ _)m今後の参考になります。最後まで読んでいただきありがとうございました (2019年1月13日 5時) (レス) id: 947057a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ