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GAME27 BRING IT ON ページ29



「それでは皆様、ご健闘をお祈りします」


説明が終わったからかパカはぺこりと一礼し、立ち去ろうとした所で立ち止まる


「…とそうそう。ゲノムタワーや街の設備についてですが、いずれも自由に使っていただいて構いません」


いきなり立ち止まったかと思うとパカはそう言った

何だ、そんな事を言うために止まったのか…


「…ただ……」


ただ…?


「タワー51階以上は立ち入り禁止。違反者は極刑ゆえにくれぐれもご留意ください」


前にも感じた強い圧に身震いする

違反したら只では済まなさそうだ



───────────────

───────

パカが立ち去った後、もう一人の実況者を選出する事になった


「私パス。連続参加とか絶対イヤ」

「今回はジャンル的に怖くないと思いますよ」


入出、それは言っちゃダメなやつ


「なっ、なんのこと!?別に今までも怖くなかったけど!?」


案の定、更屋敷さんはすぐに否定の言葉を並べていた


「お、忍霧さんは?女性の扱い一番まともそう」

「え、い…いや俺は…」


話題を逸らすためか忍霧に話を振った更屋敷さん

でも、あの挙動不審っぷりから見て無理そうだな…


「ザッくんは〜女の子が苦手なんだにゃー」

「べ、別に苦手というわけでは…」


しどろもどろに否定してるけど、絶賛路々さんから距離を取ろうとしてるから説得力が無い


「ホイ」


ふにゅっと路々さんが更屋敷さんを忍霧にくっつけるとズザザザー!!と音を立て忍霧は後ろに後ずさる


「ぎゃははは!!だっせえ!!耐性ゼロ!!」

「あはははは!!」


この様子を見ていた駆堂と路々さんは大爆笑をしていた

駆堂と路々さん笑ってる場合じゃないでしょ…

パキッと音を立て、折りたたみナイフを出す忍霧を見た方がいいよ

完全にお怒りモードの忍霧は折りたたみナイフを片手に駆堂の胸ぐらを掴む


「貴様、それは罵倒のつもりか…?俺は売られたケンカは買うぞ」

「あァ?オレなんか売られる前に買いしめんぞ」


駆堂も負けじと忍霧の胸ぐらを掴んでるけど、流石に駆堂のその言葉は理解出来ないは…


「馬鹿か貴様」

「バカっつったほうがバカ」

「あはははは!!」


カオスだな…


「シノンさんは参加しなくていいんですか?ジャンル的に怖くないと思いますけど」

『……参加しないよ。というか僕は別にホラーが苦手というわけじゃないし』


更屋敷さんの時と決まり文句が一緒だよ入出

というか何でホラーが嫌いってバレてるわけ?

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設定タグ:ナカノヒトゲノム【実況中】 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年12月29日 14時

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