ドクドクお料理 ページ31
母「あ、気に入った?美味しそうでしょー?私がね、これを使って一生懸命
頑張って作ったのよぉ」
これ。と言われて母が持っている物を見た。
…先程まさに私の子を斬ろうとしたハサミだった
兄「(あれでどうやっておにぎりを作るんだ…)」
母「ふふふっお母さん頑張ったのよぉ。1年は寿命が縮んだわぁ」
料理を作るのに寿命を削るな。
ハッ!もしかしたら寿命を削るほど私たちにために料理を作って…!
「お母さん…あじがとう」
ドバァーと目から水が出てきた
生理現象だ。
兄「涙が滝のようだ…」
母「え?あじがとう…味が糖?甘かったの?あらぁ…唐辛子を丸々一個は入れたんだけどねぇ…失敗かしらぁ」
兄「…と、唐辛子…丸々一個…」
なんか兄ちゃんが青ざめてる。大丈夫かな?
母「やっぱり、もうちょっと入れるべきだったかしら…」
兄「いいいいいやいやいや、だだだ大丈夫だよ母さん!!めっちゃくっちゃうまいから!!もう細胞が八割機能しなくなったくらいにうまいから!!」
それ普通にやばいと思うんだけど。
え?もしかしてそのせいで青ざめてるのか?
「お兄ちゃん…安心して。(細胞は)二割でも生きていけるさきっと」
母「?なんの話かしらぁ?あ、もしかして…女の子に告白して振られる可能性のことぉ?大丈夫よぉ振られたら母さんが仇を討つためにハサミでその子のことかっさばいてあげるから。ねっ?彩芽ちゃんの言う通り安心してっ」
兄「いや全く安心できないよ母さん」
母「えぇ…どーしてよぉ…んー…じゃ、包丁で_____」
「やめなさい」
母「あらぁ…」
こうして朝ごはんを食べ終わった。
なんかすっげぇ辛かったけど。
服を着替えて、カバンを持って、
「お母さんお父さんお兄ちゃん…よこからぬ犯罪を起こさないよう願います」
兄「それは母さんと父さんだろ。なんで俺も入ってんだ…」
「お母さんの子だから」
兄「お前もだろ」
玄関前で兄弟が向かい合わせで手を合わせる姿がそこにはあった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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白姫 零 - 麦カケさん» ありがとうございますっ!初めてコメントを貰ったので凄く嬉しいです!これからも頑張ります!! (2020年12月26日 13時) (レス) id: 79918d1980 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - 初めまして、こんばんは。とても面白いです!特にコンビニで迷子と、おにきりがサイコパスな雰囲気を漂わせているって言うのが好きです!元気貰いたい時はこちらの作品を読むようにします。作者様のペースで無理せず更新頑張ってください! (2020年12月15日 0時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白姫 零 | 作成日時:2020年12月8日 0時