ビックリ旧校舎 ページ3
漫画とかでよく言う心臓が口から飛び出そうってこういう感じなんだな…
「早く帰りたい…」
切実に。マジでほんとに切実に。
神様お願いしますどうか帰らせてください!!
私なにか気に障ることしましたか!?
したとするならば、
この前はしゃいでジャンプして家の床に穴を開けて新聞で穴を隠したこととか、間違えて隣のポストの新聞を取っちゃって、ぐしゃぐしゃにしてその人のポストに戻したこととか、間違えて自分以外の歯ブラシを取ってトイレに落としちゃって洗わずにそのまま戻しちゃったこととか、
それから…ってめっちゃあった。
もう転校生とかどうでもいいから早く帰りたい。
自分の足音が廊下に響く。
あれだよ。あの…廊下に響き渡るコツ…コツ…っていう不気味な足音!!
まさか自分の足音でビビるなんて…初めての体験だわ
廊下をまっすぐ進むと、期待を裏切らない(?)ボロそうなドアがあった。
ドアを開けると電気がちゃんと付いた廊下が続いていた。
眩しくて少し目を細めた。
「あれ、めっちゃ明るいじゃん。なんで?」
え、なに?禁断の場所に入ってたとか?え、変な霊とか連れてきてないよね?
なんども幽霊が憑いていないか後ろを振り返りながら明るい廊下をまたもやまっすぐ歩いていると、職員室らしきものが見えた。
「ここ?」
校長室?かな
コンコンッ
扉をノックする。いなかったりしないよね?
ガラガラ…
「ビクッ」
急に扉が開いてびっくりした。心臓に悪いわ
校長「君かな?転校生は」
優しそうな人だ。怖い人だったらこのまま家に超特急で帰ってたよ
「あ、はい。霧咲彩芽って言います」
なんかいろいろ話して、ここの学校は電気がついていないのか聞いたら、ちゃんとついているらしく、なんと私が入ったところは、旧校舎でいつもは鍵が閉まってあるため入れないが、偶然今日は開いていて、そこに私が入って迷子になったと…
結論。
なんで旧校舎とかあんだよ!!ぶっ壊せよ!!
校長「旧校舎は寒かっただろう。あそこは壁が湿ってるから寒いんだよ」
あ、そうなんだ。うん。めっちゃ寒かった。
そんなこんなで時は飛び、
先生「いいですか。私が呼んだら入って来てください」
担任の宮元先生という男の先生に10回以上聞かされたルール的な内容を耳から耳へと流していた。
宮元「今日は、転校生が来ます」
教室のざわめく声が聞こえてくる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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白姫 零 - 麦カケさん» ありがとうございますっ!初めてコメントを貰ったので凄く嬉しいです!これからも頑張ります!! (2020年12月26日 13時) (レス) id: 79918d1980 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - 初めまして、こんばんは。とても面白いです!特にコンビニで迷子と、おにきりがサイコパスな雰囲気を漂わせているって言うのが好きです!元気貰いたい時はこちらの作品を読むようにします。作者様のペースで無理せず更新頑張ってください! (2020年12月15日 0時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白姫 零 | 作成日時:2020年12月8日 0時