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23:君と見た綺麗な空 ページ23

「ふーん、その織田さん?って人が死んじゃって…人を救う仕事がしたいの?」

「うん。」




4年後…18歳なった私たち。織田作が死んで言われた通り光の世界に行こうと決意。彼女にその話をしたら



「良いんじゃない?じゃあ私も着いてくよ。貴方には私が必要でしょ?私にも貴方が必要…だから行く。」

「君ならそう言ってくれると思ったよ。」




任務に参加しない彼女には、任務先から近いところに待つように伝えた。急いで任務放棄して途中で逃げると彼女が待っていた。


「ポートマフィアの最年少幹部が、任務を途中で放棄なんて…どんな罰則があるのかしらね。」

「そう言う君もポートマフィアの最年少幹部の幹部補佐…一緒じゃないか。」

「ぜーんぜん違いますよー。」




夜の中を2人で駆ける。




「初めて会った日もこんな感じの夜だったね。」

「え?あの頃は静かったよ?」

「そうじゃないよ…まん丸満月が綺麗に輝く夜だったてっこと。」

「あぁ、そう言うこと…。そうだね…とても月が綺麗だったね。」

「ポートマフィア辞めて…宛はあるの?」

「あぁ、少し行方をくらませてある人に会いに行くよ。」

「太宰くんの顔って…瞳って綺麗だったんだなあ…。」

「え?」

「じっくり見た事ないけど…片方包帯でグルングルンだったから…。改めて見ると綺麗だなって…。」

「君の琥珀の瞳も綺麗だよ。」

「ありがとう。」




行方をくらませてから準備を整えて、あの人の元へ。




「その隣のお嬢さんは経歴が真っ白…どーするんだ?経歴が汚れに汚れてる太宰とは全く違う…。」

「彼が2年も地下に潜らなきゃいけないなら、私も潜ります。着いて行くって決めましたからねー。」

「ってことみたいです。」

「種田さん?あの…。」

「彼女は事務系の仕事を得意としてますが…なるべく私のそばに置いておきたい。だから…私と一緒に…」

「まぁ、無いこともないが…。」

「話を伺いましょう。」





君がいるなら今まで以上に頑張ろう。って…話を聞いて2人で顔を見合わせて声を合わせて…





「それは人を救う仕事は出来ますか?」





新しいことを始めるのも君と一緒にするんだ。そう誓った。

24:君は今何をしてますか?→←22:まるで月明かり



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人生楽しんだもん勝ち - めちゃくちゃ泣きました、こんなに泣いたのは久しぶりでした。素敵な作品をありがとうございます。 (2021年8月3日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
シュメール人 - なんか、、やばい、、、、、 (2021年5月18日 1時) (レス) id: b636df43a5 (このIDを非表示/違反報告)
- コメント失礼します。凄く感動しました。素晴らしい作品を有難うございます。 (2020年5月4日 18時) (レス) id: 43b5f5b23e (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 占ツクみて何年も経ちますがこんなに泣いたの初めてです…最高の作品でした!!本当にありがとうございました。 (2020年5月3日 23時) (レス) id: 0ebbee04e8 (このIDを非表示/違反報告)
- 泣きすぎてやばいです!呼んでいた1時間があっという間でした!本当にありがとうございました! (2020年1月4日 2時) (レス) id: 29d08050fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月6日 2時

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